モノにあたるのは悪か
ネットで意見が集まる所で、ある一人の天才の人柄について、いくつかのコメントが集まる中、一人こんなことを言っている人が言った。
この人はよくモノに当たる人だったらしいけど、仲間や周りの人に対しては全くそんな態度は取らなかったらしいね。
こんなコメントだ。
初め私はこれを見てハッとした。
このことが本当かどうかは分からない。しかしそれは、私の中の固定概念みたいなものが確かに崩れた瞬間だった。
私は今までモノにあたるということを、つい自分の気持ちを抑えきれなくなったために人を超えてモノにまであたってしまう行為。
なんてふうに思っていた。
しかし彼は違ったみたいだ。人にあたることを悪とし、モノにあたるということによってそれを解消した。
モノにあたる人というものをを何となく嫌悪して、自分の感情をあらわにする自分よりよっぽど賢くはないだろうか。
自分の感情を人に向けずして一人で解消する、言葉では簡単なことかもしれないが、意外に難しいことでもある。
新しい視点だなと思った。
今まで、モノにあたるなんて(笑)
そんなふうに言っていた自分が本当に馬鹿らしく思えてくる。
ただ、人によって溢れ出る感情を抑える方法は様々だ。何が悪いとか正しいとか、そういう問題ではきっとないんだろうなと思わされたよ。
無理しないで、そう私に言ってやらあ。