他人に抱いた明確な安心感
今日が土曜日だってことを、この夜9時にやっと気づいた私である。
冬休みって怖いね、正月って怖いね。
今日はある人と初のデートに行った。
二人とも似たようなもので、運動不足の私たちのデートは本当に悲惨だった。1日誰かと過ごす一日は久しぶりでしんどかったけど、楽しかったよ。
私の思っていたより彼の方は準備してくれていたみたい。結局彼の方が方向音痴で私は面白くも、愛おしかった。
私も方向音痴だからそれはもう大変だったけど、何とかなっちゃうから私は安心仕切ってしまったよ。
トラブルもいくつかあったけど、いつもの私みたいにすぐへこたれなかったのは、ほんと不思議だね。
でもそんなことそっちのけてとっても後悔しているのは、手を繋げなかったこと。
一応 手繋ぐ?と相手から言われたけど、上手く応えられなかった。
それには理由もあって、彼はこんなセリフをいつも平気で言ってくる。本当にいつも。
だから私も、いつものように交わしてしまった。
本当になんてことをしてしまったんだろうと思う。私が以下に受け身な人間か、思い知らされた気がする。
でも、私には次がある。だからきっとまたその時、自分から言ってみようと思う。ここにそう誓いたい。
でも一つだけ、心に突っかかることがあって。それは私が彼のことを本当に好きかどうかが分からないこと。
こんなことに自分のような人間が直面するとは思わなかった。でもいざ目の前にすると、本当に何も見えなくなる。
デート中、私は特にドキドキしなかった。
今まで恋愛をしていた時とは全く違う感覚を、彼には抱いてしまう。
分かってはいる。恋をしていた前の昔と比べて、人との接し方のガラリと変わった私だから、その影響から来ているこの他人への信頼度の薄さだとは、分かっている。
それでも、まだ彼の好意にばかりにすがっている私でいいのだろうかと疑問ばかりが残る。
確かに彼といると心が暖かくなるし、話しているのは楽しい。甘えたくもなる。ただそれなら同性の仲の良い子にも感じるそれと同じだ。
ただ彼の熱から感じる私への思いには、誰からも感じない安心感がある。それだけは確かなことだと思う。
それでも人と長時間過ごした今日なので、少し体とメンタルがスカスカなようだ。
どうかこの恋が、ホンモノになりますように。