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実務事前実習振り返り①

今週から薬学部3年後期の実習が始まりました。

今期は3つの実習があり、期間は計1.5ヶ月です。
11月中旬まで午後は実験室に籠る日々が続きます👀

まず1番初めは、5年次に実際に病院薬局に行き実習をする実務実習の“準備”のための実習でした。

今までは実習と言うとひたすら実験をすることが主でしたが、実務的な作業をするのはこれが初めてです。

不器用なこともありダメダメな1週間を過ごしましたが、内容としてはとても楽しかったです✨

感想をメインに、ここに実習内容を記録しておきます✍️


①TDM

TDMとは薬物の血中濃度をモニタリングする、という意味です。

初回はこのTDMについての講義を受けました。

痛み止めなどは飲んだらなるべくすぐ効いてほしいけれど、効くのが早すぎてすぐに体内から消失してしまったら意味がなく、なるべく体内に長く留まっていてほしいと考える人も多いかと思います。

また、同じ薬でも持病の有無や体質によって、薬物の体内での血中濃度をコントロールする必要も出てきます。

そういった患者さん一人一人に合わせた個別化医療のお話がとても興味深かったです!

②計数調剤

実際に処方箋を見ながら、錠剤・散剤・軟膏剤(チューブ)の調剤を行いました。

座って落ち着いてやればなんてことない数の計算なのに、いざ調剤棚の前に立つと簡単な計算でも頭の中が真っ白になってパニックに💦

薬袋の日数を書く欄も間違えてしまったりと、自分の実務能力のなさを思い知らされました。

落ち着いて正確に、が目標になってくると思います。

③水剤調剤

水剤を薬瓶からメートグラスで計り取り、投薬瓶に移すまでの練習を行いました。

水剤は【原薬量】から【投与量】を処方箋に記載された内容から計算する必要があり、更に1回分の量が整数でない場合は患者さんも飲みにくいため、飲みやすいように水を加えて賦形する計算も必要になります。

最初に座学で計算練習をした時はすべての問題に自信を持って正解できたのですが、実際の調剤で水剤を計り取る工程になったらもうパニック💦

特に薬瓶からメートグラスに薬剤を移す時は尋常じゃないぐらい手がブルブルで😵

しかも汚染防止のため、薬瓶とメートグラスは接触させてはいけないため、手元が不安定すぎてガクガクでした。

水剤難しい…!

薬瓶の蓋を開ける練習などはペットボトルでも代用できるため、家でもコツコツ練習したいと思います。

④注射調剤

病院の点滴などで使用する、点滴のバッグに薬剤を注入する練習を行いました。

ここはすべての工程が実技なため、焦って手元が狂いまくり😭

アンプルカットも注射針のキャップを取るのも最初は怖くて…。

終いには指に針を刺して出血しました🥲

でも出血したおかげでコツも掴めました。逆に恐怖がなくなったと思います。

チクってなった時は冷や汗が止まりませんでしたが、この冷や汗も痛みも、ゴム手袋が赤くなっていく様子も、薬剤師になってからもきっとずっと忘れないんだろうなと思えた時間です。

注射が個人的には1番難しかったですが、1番楽しかったなと思えました!

まとめ

自分の不器用さが浮き彫りになり色んな意味でしんどいスタートになりましたが、内容はとても興味深く楽しかったです!

あの時大学受験を決意しなかったら、こんなにもたくさんの薬剤を扱ったり注射器を自分が操作する側になんて絶対になれなかったと思うので、本当に貴重な経験ができたことが嬉しいです✨

そしてやはり私は実技の能力が、ものす~~~ごく低いので、場数を踏んで頑張りたいと思います。
(不器用はそう簡単には直らないと思うので…泣)

来週の実務実習を乗り越えたら、また再来週からは実験実習🧪

残り5/6です!

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