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【日記】ヨーロッパの政治

選挙で電話かけしていると、相手から無言で切られたり、お叱りをうけることがある。
そんな中でも、応援してくれたり、温かい言葉をかけてくれる人もいるのだけど、選挙応援してれば、それなりに大変なことはある。

でも、日本の公害や薬害を受けた人は、もっとしんどい思いをして、訴訟を戰っていたりする。体調不良を抱え裁判で戰って、それでも亡くなってからやっと公害が認定される。 

それに比べたら、多分電話でキツイ言葉を受けることくらいは、大した事ないのだと思うし、応援してくれる人がいるとホッとする。

 で、投票率80%のデンマーク国民の話。彼らは多数決じゃなくて、日常的な対話で合意形成を図る。
2019年にデンマークに行った時、フォルケホイスコーレに1週間滞在した。

フォルケホイスコーレは、デンマーク流民主主義の基盤を作る「国民学校」です。デンマーク国内に70前後あるフォルケホイスコーレは、17歳以上であれば誰でも入学することができます。大学に進む前に本当に興味のあることが何なのかを探したい人や、職種を変更し新しいことにチャレンジしたい人がフォルケホイスコーレに入学し、自分が学びたい教科を好きに選択して納得できるまで学びます。人生のどんな場面においても、自分を見つけ出すために人々が向かう場所がフォルケホイスコーレなのです。

https://www.ifas-japan.com/folke/

音楽、アート、手芸、スポーツ、ジャーナリズムなど学校により、特化した専門分野がある国民学校がフォルケホイスコーレ。

滞在中に、フォルケホイスコーレの教員養成校にも訪れたが、生徒の希望で、子どもを含めた家族で生活できる全寮制の寮があった。

教員も普通に身体に彫ったタトゥーを隠さずに、学内を歩いていたりと、日本と比べるとかなり自由な雰囲気(ヨーロッパなので、タトゥーが文化として定着していて、寛大なのかもしれないけど)。

学校と生徒や教員は、対等な立場だし、生徒も学校を主体的に運営するのが当たり前。

デンマーク人にしてみると、投票率の低い私たち日本人は「私たちがどんだけ苦労して、自由を勝ち取ってると思ってるの?」という感じらしい。

意に沿わないことにはしっかり抵抗するし、自分のネガティブな感情も素直に出す。そしてたまにクーデターも起きるのは、他の国と同じ。

まあ、当然鎮圧されるわけだけど、それに比べ、日本人って、生活苦があっても、耐えて我満したり、エンタメを楽しむことで考えないようにしたり。

自分の生活良くするために、あらゆる手段で国に訴えるということをする人が少ないと思う。

クーデターどころか、日本の国籍をもつ自治体の住人なら誰でも出せる請願すら出さないんだからさ。
請願も選挙応援も正直大変。

だけど、物価高騰や農業の衰退で明日の生活や、食いつなぐことに不安を抱きながら、日々を生活するのは、もっと苦しいし、もっと大変で、しんどい。
体調悪くなって、大事な人との関係に不安を持ったり、大事にしあえない方がしんどいし。

ウェルビーイングを大事にしたり、もっと福祉が充実して、心に余裕をもってお互いを労り合えるような国にしたいと思う。

そういうこと考えたら、多少大変でも背に腹は代えられない。自分が幸せになるためには、多少の苦労や代償も必要だと思って選挙応援に行ってる。

なんもしないで、のほほんとしてる たけで、自分で自分の手を汚さないで、暮らしや幸せを守ることはできないだろうな、というのは、デンマークの国のあり方を見ていても、感じるところ。

高福祉で幸福度の高いデンマークにも差別や偏見は勿論ある。ウクライナ情勢で軍備増強を図っている部分や女性にも平等に兵役が課せられるなどの事態も起きている。

それでも、やはり選挙以外よ普段から対話で自分たちの生活や政治について語り合うことで、明日障がい者になっても、健常者と同等の生活が保障されやすかったり、自給率の高い永続的な社会が形成されていると思う。

それに比べたら、日本は底なし沼のように生きずらい社会が加速しても、閉塞感がましても、人権侵害当たり前の自民党が勝つような社会だ。

必然的に人間関係も余裕のないものになっていくだろうし、未来が便利で明るいものにはるというのは、現状のまま進んでも絵に描いた餅だ。

お金ないから厳しいけど、またいつかクリスチャニアに行きたいなあ。













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