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こひつじ
2016年4月9日 02:35
「いっ」「痛かったですか?」「いや、大丈夫」「マクヒョン」「ん?」「本当に、無理しないでくださいね。僕、力になりますから」「何、ユギョマ俺の代わりに跳ぶの?」「あ、いや、それは」 ヒョンはケラケラと高い声で笑う。「大丈夫だってば」 ヒョンはまだケラケラ笑ってるけど。「あと、もっとご飯食べてください」「え?」 マクヒョンは寝転がったまま、肩肘をつい
2016年4月9日 02:29
マクヒョンは、床に座って靴を脱いでる。「マクヒョン、ダウンまだだったんですか?」 ゆっくりとマクヒョンに近づいてく。いつからだろう、こういう時に胸がドキドキするようになったのは。「んん、さっきしたけど。もうちょっと」 そう言いながら、ヒョンは両膝をかばうように撫でる。 少し前に痛めた膝が、まだ痛むんだろうか。「まだ痛いんですか?」 思わず僕はヒョンの側にひざまづいて、
2016年4月9日 02:27
練習の後にシャワーを浴びて、やっと一息ついて、練習室の隅っこに座る。 スケジュールのない日は、この後みんなでご飯を食べに行くか、帰るか、それぞれ自由に過ごす。 「ジニョンイー、お腹すいたなんか食べに行こ」 少し離れたところで、マクヒョンの声がする。 マクヒョンはジニョンイヒョンの背中にくっついて、顎を肩に乗せてる。「ごめん、僕本屋さん寄ってくから」「んじゃ俺もついてく