トラブル知らず親知らず
親知らず(智歯)を知っているだろうか。
ミレニアム以降に生まれた人は知らないかも。
一番奥にある8番目の歯のことだ。
第三大臼歯というのが正式名称。
この歯はあっても生えてこない人もいる。
私がそうだ。上の歯も下の歯も顎の骨の中。
下の歯に至っては、横向きに埋まっている。
親知らず、若い世代にはない人が増えている。
生えてこないのではなく、無いのだ。
現代人は顎が小さいと言われているので、
自然なことなのかもしれない。
我が家のお子たちにも無かった。
寝た歯は起こすな
その4本、無い人がうらやましい。
40代から親知らずの抜歯をする人が増えてくる。
智歯周囲炎が原因、またはその予防のためにだ。
埋まってる歯って、抜歯も抜歯後も大変。
痛いし、顔が腫れるし。
お子たちはこの恐怖を知らなくてよいのだ。
顎が小さくなったのは退化だろうけれど。
親知らずが無くなったのは進化だと思う。
私の親知らずは今のところは痛くない。
どうか、そのまま大人しく眠っていてほしい。
8020運動
80歳までに20本の歯を残そう、という取組。
この取組のおかげか、子どもの虫歯は減っていて。
全体として歯周病は増えている。
中高生の3割、成人の8割は歯周病予備軍だそう。
虫歯が減っているからと、安心してはいけない。
歯周病で歯を失う可能性は高いのだ。
顎の骨が溶けて、歯が抜け落ちるのだから。
虫歯菌だけでなく、歯周病菌との戦いでもある。
良い歯の土台を作るためにも、歯磨きって重要。
おいしくご飯を食べるためには、歯も顎も大事。
健口貯金
歯科医院での定期的なスペシャルケアは大事。
でも、毎日のホームケアも重要。
歯磨きやうがいって、小さなことだけど。
虫歯や歯周病、風邪予防に、咀嚼や嚥下機能の維持、大きな結果につながる。
私は現在、半年に1回の定期検診。
良く磨けているとお褒めの言葉をいただく。
親知らずも問題無いとのお墨付き。
歯周病予備軍から脱して2年、維持して3年。
健口は1日にしてならず、だ。
最期まで、自分の歯でしっかり噛み締めたい。