第1回 創作もくもく会レポート
よーやく
・「なんかつくろう部」オフライン活動としてもくもく会を開催@初回
・もくもく会とは、対面で作業したり合間に喋ったりする集まりのこと
・ほぼ座談会みたいな感じでしたが、結果とても刺激的でした
弊サークルはジャンル不問で創作を扱っていますが、今回紹介する集まりはお互いの作業を持ち込んでもくもく進めようという趣旨です。俗に言う「もくもく会」と呼ばれるものですね。
第1回と書くだけでもなんだか大仰に思えて気が引けるのですが、実際はカフェに入って気楽にごにょごにょとやっていました。
その内容ですが、はじめは以下のように割とかっちりしたフォーマットで進めようとしてました。なんというか、決めたがりなんでしょうね……。
★主催が想定していた進め方★
■ルール
・創作媒体を問わない
・目的を一番最初に設ける or 終了後に作業内容を報告
・途中で休憩を設ける予定、そこで進捗状況報告などをする
■作業内容
メンバーAはこれこれこうで、メンバーBはこれこれをして……
なんだがかしこまり過ぎに思い、当日の雰囲気を見てよしなに動こうと考えていました。
そしてフラグは回収され、事前に決めた通りにはいきませんでした。しかしそれがイベント運営の常であり醍醐味だと感じます。
オノマトペで表現するとべらべら会、がやがや会です。ただし完全な雑談ではなく、勉強会のテーマとして十分な実のある内容ばかりでした。
・大人が児童文学を書きたがる理由とは?
・SFにおける設定はどこまで考えればいいのか?
・ウラジミール・フロップの31構造とハリウッド映画の関係
→(例)親が不在ということでメインキャラに間違った選択をさせることができる
→そのフレームワークも、実はロシアの時代背景を反映していたりする
・イラストの背景を描くための、写真撮影の話
→人間の目から見た視界を表現したい
→魚眼レンズが最適そう?
・ネットがあったとして実物に触れられないと手に入れられない情報がある
→頭から経験しつくすのは大変。自分の得意分野から攻めるのが近道
→ゲームをやった経験が異世界もののディテールになっている?
……濃いトピックばかりですね。メンバーのバックボーンが多種多様(詳細はちょっと省略)なので、あらゆる角度から話題がすっ飛んできます。
また、その後の懇親会では「書きかけの長編でロジックに満足できないところがあり、進められないでいる」という相談があったりして創作論に突入し、盛り上がりました。相談いただいた方にも、いちど初歩に戻って考え直すことができたとの声をいただけました。
まとめ
もくもく会、これからも繰り返し定期的にやっていこうと思います。もう少し時間を長めに&貸会議室などにして、作業/雑談をもう少し切り分けられればいいかなと思います。とはいえ、実になる話題をぶった切ってしまうのも何なので、さりげないファシリテーションを目標にしていきたいところです。
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