医師がビジネスについて考える
更新していない間もフォローしてくださっている方がおられ、いっぱい更新しようと思う所存です。笑
今回は「医師がビジネスについて考える」を書きたいと思います!
昨今医師のキャリア設計について多岐に渡ります。
以前までは
・勤務医
・開業医
この二択で集約されていたかと思うが、
最近は
・産業医
・自由診療(美容)
・起業
・転職(外資系企業や製薬会社)
・フリーランス/バイト医
・その他(留学・船医・議員・弁護士)
のイメージがあります。
はたまたとっくにFIRE(経済的独立)して趣味で医師をしている人もいます。
働き方の多様化はかなり進んでいる印象があり、SNSの普及に伴いそれぞれの生き方についてフォーカスされてきて広まってきました。
今回は起業やビジネスの領域に入っていくことを考えてみました。
※ちなみに、小生は企業には就職したこともなく、起業もなく、こそこそとビジネス界隈をたち振る舞っている点にはご注意下さい。
医師から見たビジネス界隈とは
以下の点についてそれぞれ考察していきます。
医師の常識は社会の非常識という言葉もあったり、、、笑
専門用語について
圧倒的に1番嫌なのは「専門用語」
医師の世界では専門領域によっても違うが、患者にわかりやすく説明することがルールとされ、各領域の専門用語は基本的には使いません。
逆に専門用語や横文字を使っているとめんどくさい奴に思われます。学会発表でも論文でも略語は基本的に説明しないと使えないルールです。
それがビジネス界隈では逆に専門用語を使っていないやつは無能
そもそも参加基準に当てはまらず、下に見られることもあります。
本質は簡単な言葉なのに(笑)。
こっちもACTH・F・CRH負荷とか使っちゃうぞ!!!!笑
実際しょうがない部分はある、なぜなら医療業界より、ビジネス業界の方が圧倒的に人数が多いから。
我々医師としての対策は、英単語のようにビジネス用語を覚えることを推奨する。これでやっとスタートラインたてる。
実力主義・結果主義
結論、「結果至上主義」の世界観。どんだけ苦労したとか関係なし。
それはそれでわかりやすく、個人的には戦いやすいかと思う。
ただ再現性はあるのか?とは思う。必ず成功する人はおらず、ただ確率が高いだけ。確率が高いことにも意味はあり、銀行・投資家からしたら誰に出すか確率論で高い人にお金を託す。だから勝つ人が勝ち続ける世界観。
なので無名の会社の信用力なんてないし、最初の信用を勝ち取るのが1番ハードル高く、事業を始める前に借りるのが吉。
我々医師としての対策は医療業界になら医師として勝つことはできるのでその領域をお勧めする。しかし意外と自分の思い付いたビジネスはしょうもないということを覚えとく方がいい(笑)。
社会的信用力
結論「医師免許は最強の免許」笑
まず医療業界においては医師が絶対であり、調子乗る要素でもある。治療方針についても誰も文句は言えず、孤立することもある。雇い主からしたら扱いづらいというような印象もある。
なので我々医師としての対策は
・雇われ医師なら「常にyes!!」マン
・自身で開業するなら自分のできることを全面的に宣伝する。広告の矢面に出ることもあり、それがブランディングになる。ただ有名になれば批判も覚悟の上です。(過大広告、薬機法に注意)
・起業するなら信用もあり、エクイティも集まりやすいし、コロナ後のブームではある。実際時価総額だけ高くて、実際何をやっているか分からず、微妙なところもある(らしい)。
仕事の精度
正直医師の場合はお互いがお互いの科を尊敬しており、電話対応も丁寧に接する。たまに嫌な時もありますが、、、笑 仕事内容も一流。
ただビジネスに関しては契約書が全て。口約束でやっても行われないこともあり、意外と信用ってそんなもんかという印象。軽く飲みの場ではやりたい事を言い合うけど、なかなか実行できないのが現実だと思います。
我々医師としての対策は契約書を念入りに確認することである。
社会のルール
暗黙の了解という言葉もある。小生も大分苦手の領域。
医師はIQ高いが、ADHD・アスペルガー・発達障害が多い背景を考えると社会で浮く確率が高い。メールや服装や態度についてもやっぱ医師はダメだね、なんて酷評もたまに言われることもある。ただ個人的には普通の人と思われたくない感が強く、逆に浮きにいっているかもしれない。笑
我々医師としての対策は最低限のマナーくらいは覚えておいても損はない。笑
コミュニケーション
基本的には医療業界は基本的には医師の指示のもと全てが始める。看護師・薬剤師・PT・OT・事務・全ての医療職において医師の指示待ちの状態。だから病院内では変な医者にも皆丁寧に扱ってくれる。だから人によっては上から目線になっていることがあるかもしれない(無自覚に)。
しかし現実社会ではそれは通用しない。あくまでも対等、何なら下の場合もあり、交渉が下手な場面もある。小生は下から入ることを心がけている。
我々医師としての対策は対等を意識し、気に入られることを意識する。
勉強のベクトル
正直社会に出て感じるのは医療はほんと専門的、ましてや各分野なんて研究職。ただ今後必要なのは、金融知識、法律、マーケティング、マネジメント、コーチング、リーダーシップ・・・・・
挙げたらキリがない。どこかでまとめて出来る講義や勉強会はないのかと思うが、ほぼない。もしあったら教えてください。
個別での対策としてはマネーリテラシーならFP、会計なら簿記、経営ならMBA、法律は弁護士、足りないところは本。
全てを勉強することは不可能(ではない人もいるが)なので、結局はその人たちとチームを組んで行っていく。ただ絶対信用はいけないので、ある程度は学ぶ必要はあるかと思う。
我々医師としての対策は基本的な知識を入れ、チーム形成に力を入れることだと思う。
以上がそれぞれの考察となっています。
個人的に心がけているまとめは
・コミュニケーションスキル
・チーム構成・仲間
・社会常識
・リスク管理
かと思います。
コミュニケーションは「対等に、信用されるように」
チームは「騙されないように助けてくれる仲間探し」
社会常識は「専門用語・金融・経営・その他諸々の勉強」
リスクは「損失があっても本業・バイトでの許容範囲か」
個人的にクリニック立ち上げに2ヶ所やっております。
こちらについてもいずれまとめます!
上記一緒に何かやりたい先生がいましたら連絡いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
読んでいただきありがとうございましたー!