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医師が能力値について考える

前書き

明けましておめでとうございます。
2023年も「自由に」「感謝しながら」生きていきます。笑
さて、怒涛の2022年でしたが、評論家やフォローしているメンター(勝手にそう思っています笑)も2023年の見通しは絶望かと思われます。戦争煽りや食糧危機煽り、インフレ煽り、考えうる限り最悪な年になるのではないでしょうか、、、ただ私達人間は何が起きようが、結局その事に対してどのように感じるかで変わります。つまり、自分のマインドや波長が上がるように準備しないといけません。波長を上げる方法は「前回の記事を」ご参照ください。

さて、ふと本日は「情報量」についての記事で思っていることをアウトプットします。それを踏まえて、人間としての能力について考察しました。
正月の暇な時に読んでくれると幸いです。笑

【情報量について】

私達は日々新しいニュースや本、論文、番組から情報を得ています。ではその情報量はどのように変化しているでしょうか?

情報量増加のグラフ(参照)

上記のように情報量は毎年幾何級数的にに増加しています。
わかりやすく、現在の私達の1日に接する情報量は、平安時代の人たちの一生分、江戸時代の人達の1年分とも言われています。また、データの90%は直近の2年間で生まれると言われ、大量のデータに囲まれている時代に生きています。

ここから私が感じたことは、
①2年ブランクがあるだけで、取り残される? 
②情報を正しく扱えたもの勝ち?
③昔より効率的に能力を習得できる!?
④肉体的な限界はあるが、知能の限界はない!?
上記4つに対して考察していきます。

【2年ブランクがあるだけで、取り残される?】

現場2年でいないだけで、単純に90%の情報が変わるのであれば、知識が10%しか活用できず、学び直ししなければビジネスで相手にしてもらえないのではないでしょうか。
ではブランク後から現役に戻るための選択肢は4つが考えられます。
・人の2倍努力する
・ブランク中も学ぶ
・ランクを落とす
・配偶者に全任せ
よく議論される女医さん問題と類似しますね。現在は男性の産休も積極的に取得できる職場も増えてきていますが、結局性別は違えど、能力はどちらかは落ちてしまいます。また育児も加えると、努力できる時間と体力が限られてしまい、どうしてもランクを落とす配偶者に全任せせざるを得ないかと思います。キャリアと結婚・育児はトレードオフであり、社会問題である所以であろうかと。
ここでの自分の答えはパートナーと話し合いとします。

よくFIRE後に退屈すぎて、結局仕事をするという話をよく耳にします。おそらく仕事が暇つぶしのような感覚かと思います。極論ですが、人生とは死ぬまでの暇つぶしであり、どのように生きるかは自分の選択です。FIREの意味は、貨幣経済から逃れることができたくらいの意味で、FIRE後に初めて自分らしく生きていくことが考えられるということでしょう。
自分は人に感謝されることが生き甲斐であり、たとえFIREしても地域を守るインフラとしての医療は続けるつもりです。

また仕事の早期リタイヤは認知症リスクを高めると報告されています。
Dufouil C, et al. Eur J Epidemiol. 2014 MAY 4.
仕事って常に刺激を与えられており、当然の結果だと思います。

上記3つの理由で生涯現役でいたいと思います。
一番大切なのは、パートナーとの話し合いですかね。笑

【情報を正しく扱えたもの勝ち?】

資本主義においては勝ったものが勝ち続ける世界。
最初は確かにお金であったかもしれませんが、現在容姿や能力、性格、疾患にも差が出ています。橘さんの言ってはいけない〜残酷すぎる真実〜でも言われている通り、諸々と遺伝することが知られています。もちろん環境素因の影響も多少はあります。

以下は想定の話です。事実とは乖離しているので大目に見てください。笑
人間の生存戦略的には、優秀な遺伝子を求めると言われています。常に勝ち続ける遺伝子の例として、顔面偏差値30/IQ80/資産10億が顔面偏差値70/IQ120/資産0と結婚して、子は顔面偏差値50(数字は適当)/IQ100/資産10億になる。顔面偏差値70/IQ120/資産0と結婚すると、顔面偏差値60/IQ110/資産13億が誕生する。ここでは顔面偏差値、IQ、資産の3軸で述べましたが実際評価軸は無数にあって、全てにおいて優秀になっていくと考えられます。
資本主義経済が18世紀後半(300年前)から始まって、1世代30歳だとすると、現在10世代目。資本主義の経済格差が、10世代を経て、徐々に健康格差、知能格差、性格格差、ビジュアル格差などに影響していくと考えられます。
そしてなかなか一度下がってしまうと下剋上しづらい世界。おそらく若年世代の美容外科の流行は下剋上のパターンの一つに当てはまるからだと思われます。上記のような残酷すぎる真実や情報を知り、ファクトチェックをし、吸収し、その後の意思決定をしていかないと、淘汰されるかもしれません。

余談ですが、生まれたことがそもそも優秀な遺伝子であるという考え方もあります。受精に関しては1回の射精で2億人ものライバル出現し、到達する段階で1人に選ばれ(1分の2億の確率)、運よくこの世に誕生することができた(産科的に問題なく出産できた)こと自体が奇跡・優秀な遺伝子なのではないでしょうか。

【より効率的に能力を習得できる!?】

ノーベル医学賞を見返しても、2023年現在では周知の事実として教科書で書いあります。昔は知識の限界を知り、研究し、検証を重ね、エビデンスを導き出して、世の中に新たな事実を証明してきました。現在のPhD・博士号の意味はそういった過程を学ぶものです。大学で学ぶ意味もあるのかという議論もありますが、個人的には大学・大学院とはどのようにこの情報社会において情報の解釈方法、習得方法を教えてもらう練習の場所だと思います。

2023年現在最新情報や論文など、能力に関してはインターネットを通じて得ることができるようにな利ました。効率よく能力を得られる塾や講座も出現して、昔なら1つの能力だけで優秀とされていましたが、今は3つも4つもないと、世間的に優秀とされていない感じがあります。

これが、勝つもの(能力を複数持っている)、勝たないもの(能力0)が明確化されていると考えられ、能力値のインフレ化だと思います。

【肉体的な限界はあるが、知能の限界はない!?】

さて、次は肉体的な進化について考えてみます。
2009年ベルリンで開催された世界陸上では、男子100mでウサイン・ボルトが「9秒58」の驚異的な世界記録を打ち出しました。自分が走ったら12秒(多分)。ただ今乗っている東海道新幹線の最高速度は285km/h、100mを0.02秒で通過するスピードです。移動距離の観点からは文明の進化で座りながらボルトに勝つことが可能です。100mを9秒、12秒と比較すると、人間の個体値差は3秒ですが、知識・文明の力を得た新幹線と比較すると圧倒的な差があります。
今後リニア出現し、想定では時速500km/hであり、知能の限界はないのかもしれません。流石に第一宇宙速度を超えるのは無理かと思われます、笑

次の時代について

では知能があれば絶対的な勝者かというと今度の敵はのAI・人工知能が相手になってきます。そして2023年のAI・人工知能にはすでに人間が勝てないレベルまできています。そのため、シンギュラリティという概念が存在します。
以下解説文。ターミネーターの世界の人間VSAI・人工知能は2045年です。

ただ、AI・人工知能と戦争して、勝利して、人間が食物連鎖のピラミッドの上に居続けることが正解なのかというとそうでもないと思います。約46億年前に覇権を握っていた恐竜ですら、隕石の衝突により絶滅しました(と言われています)。個人的にはトップで居続ける、勝ち続けるものは、どこかで負ける運命なのかと思っています。なのでさっさと食物連鎖のトップをAI・人工知能に譲って、人間らしく生きればいいと思います。

恐竜は最強

直近について

最近の変化としては、個人が情報発信する時代になってきており、その発展系として個人が発言力を持ってきたのが特徴的です。SNSの発信力が雑誌やメディアに勝てる時代にもなってきています。以前までは明るみに出なかった情報も報道され、当事者の発言がわかるようになる「透明化」も進んできています。おそらく2023年・2024年では各種業界の不都合な真実が徐々に明るみに出てくると思われます。今までの既得権益が失われ、資本主義の崩壊が進んでいくのかなと思っています。
資本主義の崩壊はもちろん経済・金融・歴史・宗教全てにおいて連鎖的に起こると思います。これが「グレートリセット」。恐竜時代の隕石みたいな衝撃波なのではないでしょうか。私自身は陰謀論者ではないし、反ワクでもないし、かといって情報を得ていないわけでもありません。不都合な真実は隠されて当然、フェイクニュースも多く、ファクトチェックは自分自身でしなければならないと思います。ただ全ての能力を手にいれる時間もないので、ファクトチェックできる人間が選んだ情報のみ汲み取るのが理想的ですが、結局その人の信用力次第であり、結局自分自身で選ばなければならないと思います。

人間らしく生きる

上記を踏まえて、AI・人工知能にトップの座を譲り、初心に戻り「人間らしく生きる」というのが目標になってきます。では人間らしく生きるためには、どのようにすればいいのか。原点回帰の村社会の生き方、「助け合い」「自給自足」「直感力=第六感」「欲を捨てる」といった生き方が正しいのでないでしょうか。貨幣経済から逃れた富裕層が肉体的な強さを求めるために格闘技・筋トレで日々体を鍛えています。先見の明でそういった意味合いもあるのでしょうか。笑 

稼ぐ能力値を上げ、貨幣経済から抜け出すのが目標であれば、少量の資産でさっさと貨幣経済から抜け出し、趣味・嗜好を楽しむ能力値を上げ、感性を鍛え、生きる楽しさを増やすことにフォーカスする方が幸せなのではとも思います。少量の資産がどの程度かは人によりますよね、悩みどころです。

このまま絶滅する人生なのか、変化して生きていく人生なのか、私自身よく考えながら今後を生きていきたいと思います。

最後にダーヴィンの言葉を置いときます。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一、生き残るのは変化できる者である。」

長々と読んで頂きありがとうございました!


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