葛藤を書く ⇑くだらないエッセイ⇑
物書きにはやはり、葛藤がなければならない。書きたいのに書けない。書けないのに書きたい。そういう葛藤が必要だ。
書き手の心の葛藤だけではなく、書く内容にも葛藤がなければならない。
小説でいうと、たとえば、宝の地図を見つけた少年が宝探しの冒険に出る。何の困難も無く宝を探し当てて帰ってくる。めでたしめでたし。こんな葛藤のない小説など何の面白みもない。宝を探し求めるライバルが出現して先を争ったり、途中で盗賊に殺されそうになったりするからこそ、読み手はドキドキワクワクして先を