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青梅のマイコン博物館に行ってきた(1)

トロ父なんぢさんからメッセが来る。
「青梅のマイコン博物館行ってみませんか?」
「行きます。」
もう二つ返事である。前から気になっていたのだが、青梅という遠方なのでなかなか一人で行く気になれなかったのだ。きっかけをいただいて大感謝である。
新宿から延々と電車で青梅まで向かう。レトロな駅が出迎えてくれた。

東京アドベンチャーラインの世界。もうこれは旅行と言えよう
駅の隣の道の駅ならぬまちの駅で、昼食をいただく

駅の隣で待ち合わせして、なんぢさん、Goromanさん、Yunkyaさんと合流!さてスマホだと絶対たどり着けないと言われた博物館に向かうぞ。

博物館入り口
ドアはボタンを押さないと開けてもらえない。イロイッカイヅツ

博物館の入り口は、道に面しておらず、裏口である。駐車場の中を突っ切っていくと、ドアがあった。これはたしかにスマホの地図では到達できない。なんでも銀行の建物を居ぬきで使っているらしく、一部警備はまだALSOKが受け持っているそうだ。隣接して銀行があり部分的に共有しているらしい。
写真は撮れなかったが、1Fはまだ未公開の倉庫状態になっており、大量の書籍とPC、無線機などが置いてあった。そしてそこには大金庫が残っており、ルパン三世が銀行強盗するときみたいなセンターに回すノブがついている扉つきの部屋もあった。これはある意味貴重な体験。
当然金庫の中にもお金ではなくPCが大量に(PowerMacとかPC98系が多かった。館長(月刊アスキー元編集長吉澤さん)曰く、あまりときめかないから展示まで至ってないとか。)

ドアを開けてもらって、入館料を払い中に入るとロッカーが。荷物は持ち込むものだけ透明なカバンにいれて、残りはロッカーにお願いしますと言われる。
なるほど。まぁ当然よね。と思ってロッカーをみてみると、、、

一般人には理解不能なロッカー番号
僭越ながらこの番号を使わせていただくことに!

ロッカーからすでにテンション爆上がりである。こんなことでテンション上がる人は、あまりいないと思うが。

展示室に入ると

入って右側から時系列に展示されているということで、みてみると、ALTAIR8800!!これはすごい。実物は初めてみた。まさに市販品マイコンの原点といってもいいマシンだ。流石にこれ使ったことある人は、滅多にいないとは思う。ソフトは上にのってる紙テープで読み込みである。
続いて目に留まったのはSHARP MZ80-B。これは私の最初のパソコンを買おうとしていたときに考えていたマシンだった。クリーンコンピュータだが、このクリーンコンピュータという宣伝文句の裏話も館長からお聞きして驚愕。(知りたい人は館長に聞いてね!)

アルテラ8800の実物に感動
SHARP MZ80B クリーンコンピュータ

当然のことながらわがファーストパソコンMZ2000もある。(複数台あった)なんとなくSHARP系のマシンが多いように感じたのだが、どうやら故人のコレクターの方が大量に寄贈されたようで、私の琴線に触れるものの大半がその人の寄贈物であった。

マイファーストパソコン

Apple関連も

Appleがらみ製品もけっこう多かったが、やはり定番はAppleIIだろう。私は、割とあとからMacユーザになったので、古いAppleのことはよくわからない。ただ、このFDDが印象的だったのは広告で覚えている。

FDD二発つきのAppleII 当時バカ高くて購入検討もできなかった
AppleII互換機のLaser128。このころのAppleIIはちょっと下火だった記憶がある
汎用ロジックICをワイヤーでつないで回路を組む力技

壁には、色々な基板が張り付いていてとても興味深い。眺めもとてもよい。(とかいうと変な人扱いされそうだが)

自分的初マイコンなどその他色々

そして、ポールタウンだったかオーロラタウンだかにあった電電公社のショールームで、生まれて初めて触ったマイコンも置いてあった。PETである。記憶だとオレンジっぽかった気がするのだが記憶違いだろうか・・・

PET キーボードが超絶打ちにくそう。MZ80K2Eもビックリ
LISAは背面が開いてる展示 ジャンパー飛びまくっていた
SUPER MZ! このころは既にX68000に流れていたのであまり記憶がない
博物館ではわりと地味な扱いだったタウンズとX68000
ぴゅう太は使うこともできた
DECのVT100
ウォズニアックのサインいりAppleIIe

ゲーム機器もあるよ

ゲーム機も多数あったのだが、我々的にあまり触らずじまいであった。
ショーケースっぽいものにはいっていたゲーム&ウォッチのボールが懐かしいい。これで999点(カウンターストップ)まで遊んだことを思い出した。
それとめちゃくちゃ美品のミサイル遊撃作戦!なんでこんなにきれいなのか聞いてみたところ箱にはいったままだったとか。

ボールは最後残像しかみえないくらい早くなり玉のは数も増える
超絶きれいだったミサイル遊撃作戦

終わりに

ということで、ひとまずパート1はここまで。雑誌関係も大量にあり、これを読んでいるだけで一日終わりそうな勢いだった。
一通り展示をみた我々は、プレイアブルな機材を使って、プログラミング大会へと突入するのであった。

(パート2に続く)


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