俺らって大体こんなん

男3人 今日も今日とてバカ騒ぎ
こんなんシリーズ2本目

約25分の台本です。


タケ:本名「竹之内学(がく)」アホ。でも良いやつ。でもアホ。がっくん呼びもされる。冒頭歌いますので注意。音程無視でいいです。

りっちょん:本名「足立直也」。真ん中2文字から呼び名がついた。満更でもない。割とアホ。

ジーヤ:本名「宮内りょうへい」ツッコミポジション。上記のアホ2人の世話係っぽいところがあり、「爺や」から呼び名がついた。不本意だったけど気に入ってきてる。



タケ:

りっちょん:

ジーヤ:




タケ:迷子の迷子の子猫ちゃん♪あなたの居場所はどこにもない♪ 
FOO!!

ジーヤ:なんであいつは朝っぱらから人の心失くしてんだ?

りっちょん:知らない。趣味なんじゃないの?

ジーヤ:趣味が悪すぎるだろ…

タケ:おうお前ら元気か!?俺は元気満々マンドリルロドリゲスだ!

ジーヤ:うわ、なんかきた…

りっちょん:マンドリルロドリゲスって何?人?

ジーヤ:いや知らん。

タケ:お前ら!!!

りっちょん:わあうるさい!

タケ:今日が何の日か知ってるか!?

ジーヤ:あ?なんかあったか今日?

りっちょん:んんー、わかんない。3人が出会った記念日?

ジーヤ:ねえよそんな記念日。

タケ:おいおい…本当に知らないっていうのか!?今日という日が、どんなものなのかを!?

ジーヤ:いやわかんねえよ!マジで何の日!?

りっちょん:ん〜?ん~...。

タケ:ショックだよ…。 今年で1番 ショックだよ…。

ジーヤ:五七五のリズムでしょげるな。

りっちょん:タケ、季語が入ってないよ?

ジーヤ:そこじゃない。あと川柳は季語いらんよ?

りっちょん:あそっか。てへっ。

タケ:仕方ねえ、お前らに今日がなんの日か知るチャンスをやろう。

ジーヤ:いらな、そのチャンス。誰が欲しい?それ。

りっちょん:今日がなんの日かを…知る…!?

ジーヤ:いたわチャンス欲しいやつ。なんでや。

りっちょん:あんなに大袈裟に言ってるとちょっと気になってきちゃうよね。

タケ:よし、そんなお前にはヒントを与える。

りっちょん:ヒント?

タケ:そうだ。そのヒントを元に、今日がなんの日かを紐解け。

りっちょん:おぉ…OK。

ジーヤ:そんなに真面目に構えて聞かなくてもよくない?

タケ:っしゃいくぞ!!!!ヒント!!!!!

ジーヤ:オメーは今日本当にうるせえな!

りっちょん:来い!!!!!!

タケ:12月25日は・・・何の日だ!?

りっちょん:クリスマス!!

タケ:そう!!だが違う!!!

りっちょん:なんですと!?

タケ:思い出せ!!クリスマスの本来の姿を!!

りっちょん:クリスマスの……はっ!そうか!!

タケ:そうだ!!

りっちょん:サンタクロースの誕生日だ!!!

タケ:ちが……んん………いや…違う、ん、だけど…!!

りっちょん:あれ!?トナカイの方だった!?

ジーヤ:トナカイって大体3匹くらいいないか?

りっちょん:あ、そっか…。じゃあどの子の誕生日かわかんないか…。

ジーヤ:うん。そうだね。(諦め)

タケ:さあ、このヒントを得て、どうだりっちょん!?

りっちょん:ええ!?今のがヒント!?

ジーヤ(M):つーか、さっきのタケの反応、なんだ?クリスマスがサンタクロースの誕生日だなんて明らか不正解なのに、なんではっきり違うって言わなかったんだこいつ?

タケ:さありっちょん!!今日が何の日か!!!

りっちょん:えー……。えっと…。

タケ:頑張れ…!

りっちょん:えーーーーーっと…。

タケ:くっ…!!

りっちょん:えーーーーーーーーーーーーーーーっと

タケ:第2ヒントだ!!!

りっちょん:えぇ!?まだヒントもらえるんですか!?

ジーヤ:楽しそうだなお前ら。

タケ:んーーーとね…ちょっと待って。

ジーヤ:思いついてねえのかよ。

りっちょん:第2ヒントをもらう前に答えないと、貰えるポイントが下がっちゃう…!急げ…!

ジーヤ:お前はお前で独自のルール追加してんな。なんのポイントだよ。

タケ:っパァン!!(思いついた音)

りっちょん:あぁ!来ちゃう!第2ヒントが!!

ジーヤ:来ちゃうね。

タケ:第2ヒントいくぞ!!

りっちょん:くっ…仕方ない、来い!

タケ:誰かにとっては特別だが、誰かにとっては何でもない日だ!!!

りっちょん:ん………んん……?

ジーヤ:こりゃまたぼんやりしたヒントだな…

タケ:さあ!!!りっちょん!!!ジーヤも答えていいんだぞ!!!

ジーヤ:俺ぇ…?

りっちょん:ん〜??クリスマスはみんなにとって特別じゃないの…?でも第2ヒントは誰かにとってはなんでもない日だって…んん…?

ジーヤ:……あ。

りっちょん:え?

ジーヤ:あ〜…うん。そういうことか…?

りっちょん:え!?わかったの!?いいなあ…

タケ:ジーヤ、答えは…!?

ジーヤ:もしかして、タケの誕生日…?

りっちょん:っひょお!?

ジーヤ:どういう感情で出た声?

タケ:………

りっちょん:タケ…正解は…?

タケ:………っ!!正解!!!!!!

ジーヤ:やっぱりか…だからさっき変な反応だったんだな。

りっちょん:うおーーー!!すごーーー!!!なんで分かったの!?

ジーヤ:最初のヒントの答えがクリスマス。で、クリスマスはキリストの誕生日。第2ヒントとタケのテンションから考えて、タケにとっては今日が特別な日。それを結びつけて考えると、今日はこいつの誕生日。

りっちょん:おお…!!なんて推理力なんだ…!!

タケ:流石は俺の愛すべき親友だ…!!

りっちょん:くそぅ…当てられなかった…。俺は友達失格だ…。

タケ:そんなことねえよ。

りっちょん:タケ…?

タケ:お前は答えを出そうと必死に考えてくれた。そして今、こんなに悔しがってくれている。それだけでもう充分さ。お前も俺のかけがえのない親友だよ。

りっちょん:た、タケぇ…!!!

ジーヤ:てかお前、自分の誕生日に意気揚々とあれ歌ってたの?やばくね?俺今、結構ちゃんとお前の友達やめたいよ?

タケ:やめようよ My friend…

ジーヤ:やめていいんだ、Your friend…

タケ:違うよ!俺の友達をやめるのをやめようってこと!!  
You  understand?

ジーヤ:Pardon?

タケ:聞いて!!!!!俺の!!!!!話!!!!!

りっちょん:ジーヤかわいそうだよ!やめなよ!!

タケ:りっちょん...。

りっちょん:仲良くする気がないならもっとはっきり言ってあげないと。

タケ:りっちょん…?

ジーヤ:お前、言葉が鋭すぎるだろ。

りっちょん:そうかな?

タケ:え、ジーヤ…。そうなの…?俺と仲良く…してくれな…え…?

ジーヤ:いやいや、大丈夫だから。そんなことないから。

りっちょん:そうだよタケ!!ジーヤに限ってそんなわけないじゃん!!!

ジーヤ:お前はどこまで本気でどこからふざけてんだ!?めんどくせえからこれ以上タケの情緒を乱すな!!

りっちょん:てへっ

タケ:よかった……。そ、それでさあ?

りっちょん:ん?

ジーヤ:ん?

タケ:俺、今日、誕生日。ね?

ジーヤ:ああ。

りっちょん:うん。

タケ:ん…あの……

ジーヤ:……

りっちょん:……

(間)

タケ:…やっぱなんでもない。

ジーヤ:なんでそこは押しが弱えんだよ。

りっちょん:もっと図々しくていいんだよタケ!?

タケ:いやだって、2人とも祝ってくれる感じの反応じゃないんだもん…

りっちょん:ごめんごめん!!何をして欲しいのかしっかり聞こうと思ってたの!!

ジーヤ:お前のことだからなんか欲しいものとかやりたいこと言ってくるんだろうなあと思って、それを待ってたんだよ。お前今日テンションうざ……高いし。

タケ:そっか…そうだったのか。よかった。ジーヤ今うざいって言った?

ジーヤ:言ってない。

りっちょん:ほらほらタケ!何がしたいのか言いなよ!

ジーヤ:高すぎなきゃプレゼントもありだぞ。

タケ:マジ!?じゃあ…。

(間)

タケ:まず愛のこもったおめでとうの言葉が欲しい。

ジーヤ:おめでとう
りっちょん:おめでとう (真顔で同時に)

タケ:愛!!!こもってない!!!愛を込めておめでとう!!!

ジーヤ:えぇ…

りっちょん:仕方ないな… (咳払い)

タケ:やっぱりお前は期待に応えてくれる。聞かせてくれりっちょん。お前の「愛」を。

ジーヤ:キモイなあ。

りっちょん:タケ、おめでとう(精一杯心を込めて)

タケ:トゥンク…

ジーヤ:キモイなあ。

タケ:ありがとう、りっちょん。

りっちょん:どういたしまして。さ、ジーヤ!

ジーヤ:え~……。

タケ:頼む!!!今日だけでいい!!!

ジーヤ:~~~!!っはぁ…仕方ないな…。

タケ:いえ~~~い!!ジーヤ最高~~!!

ジーヤ:はぁ…いくぞ。

タケ:OK、来い。

りっちょん:来い。

ジーヤ:なんでりっちょんまで…はぁ。

(間)

ジーヤ:タケ、誕生日おめでとう。(ちょっと恥ずい故にツンデレっぽい)

タケ:ブラボーーーーー!!!!!!!!

りっちょん:Fantástico!!Divino!!(ファンタスティコ、ディビーノ)

ジーヤ:なんて!?

タケ:いやおま…!!ジーヤ!!お前!!!お前え!!!

りっちょん:待って、良すぎてスペイン語出た…!!

ジーヤ:あれスペイン語か!!何言ってんのかと思った!!なんか2つ言ってたよな!?

りっちょん:どちらも「素晴らしい」という意味です…!!

ジーヤ:いや、んな大げさな。

タケ:いつも全然デレてくれない友達が恥じらいながらおめでとうって言ってくれたんだぞ!?

りっちょん:普段見せることのない恥じらいと友人想いなところが一挙に垣間見られた奇跡の瞬間でした!!!

ジーヤ:やめろ!!マジでやだ!!今のお前ら本当にヤダ!!

タケ:なんで!?褒めたたえているのに!!

ジーヤ:恥ずいわ!!

りっちょん:ビデオ撮ってればよかったあ…!!

ジーヤ:お前が一番やだ!!!

タケ:ふぅ…だいぶ満足しちゃった。

りっちょん:俺も。

ジーヤ:ああそうですか…

りっちょん:でもタケ、本当にいいの?お祝いのプレゼントは?

タケ:ん~、欲しい物パッと思い浮かばないんだよなあ。

ジーヤ:まあ、無理して欲しい物絞り出さなくていいけども。

タケ:それに、さっきお前から貰っちまったからな。最高の「おめでとう」を、さ。

ジーヤ:黙れ…。

りっちょん:タケ、あれやればいいじゃん。

タケ:あれ?

りっちょん:セレブ買い。

タケ:はっ!!

ジーヤ:セレブ買い?

タケ:ジーヤ、お前は、商品棚の端から端までを指して、「ここからここまで全部頂戴。」って言ったこと、あるか?

ジーヤ:あぁ、あれセレブ買いっていうのか…。

りっちょん:あれをやってみたいって、タケず~っと言ってたじゃん。

ジーヤ:そういやそんなこと言ってたっけな。

タケ:しかし、しがない一般男子である俺に、そんなことができるはずもなく…!!

りっちょん:いいじゃん、やろうよ!!

ジーヤ:いいんじゃねえの?実際に見たことねえけど、別に悪いことするわけじゃなし。おもしろいじゃん。

タケ:……いいの?

りっちょん:GO。

ジーヤ:好きにしろよ。

タケ:でも…俺そんなにお金持ちじゃないから…

りっちょん:ん~、ジーヤ。

ジーヤ:ん?

りっちょん:誕生日だもん。プレゼントだと思って、俺たちも協力しようよ。

ジーヤ:はぁ…あんまし高いもん選ぶなよ、タケ。

タケ:マジか…!!2人ともいいの!?

ジーヤ:いいよ。どうせやるなら思いっきりやろうや。

りっちょん:同意見です。ってかジーヤ、なんだかんだ乗り気じゃん。

ジーヤ:おもろそうだからな。

タケ:りっちょん…ジーヤぁ…!!

ジーヤ:んで、何にすんの?

りっちょん:服なんかでやってるイメージだけどね。

ジーヤ:それこそとんでもねえ金額になるだろうが。

タケ:俺の部屋がパンツで埋もれるのもちょっとなあ。

りっちょん:そこでパンツをチョイスするところがタケだよね。

ジーヤ:うーん…

りっちょん:なんかないかなあ…

タケ:…あ!

ジーヤ:ん?なんか思いついた?

タケ:うん!これならいけると思う!あんまりかさばらないし!!

りっちょん:何!?

タケ:おし。2人とも行くぞ!

(間)

タケ:ひゃ~…

りっちょん:ひえ~…

ジーヤ:は~…

タケ:やっちゃった…

りっちょん:壮観だね…

タケ:あのコンビニにけんけんがいてくれたおかげでできた…!

りっちょん:ちょうどよかったねえ。けんけんめちゃ笑ってたけど。

ジーヤ:そうだな…。

タケ:棚のおにぎりと菓子パン、ほぼ全種類…!!

りっちょん:やばあ~!!まじですごいね!!何でもあるじゃん!!

タケ:マジありがとう…!!お気に入りのやつとかは2~3個買っちゃった!!めっちゃ気持ちよかった!!

ジーヤ:そりゃよかった。俺らもおもしろいもん見られてよかったよ。な、りっちょん。

りっちょん:うん!!

タケ:いや~!今日は気分がいいなあ!!

ジーヤ:んで、タケ。

タケ:ん?

ジーヤ:お前これ、1人で食いきれるの?

りっちょん:確かに。

タケ:あー…

りっちょん:さすがにこの量は…

ジーヤ:無理だろうなあ…

タケ:いや、別にすぐ食べなきゃいけないわけじゃないし!!

ジーヤ:冷蔵庫に入れておくにしても、入りきらねえだろこんなの。

りっちょん:パンパンだろうねえ。

ジーヤ:常温保存しておいたらやばそうなのもあるし、賞味期限もそんなに長くないだろうしな。

タケ:ぐ…!

ジーヤ:はぁ…タケお前、明日なんかある?

タケ:え?いや、なんも。

ジーヤ:りっちょんは?

りっちょん:なんもないよ?

ジーヤ:そんじゃあ、今日タケの家に集合だ。ゲームしたりしながらパーティといこうや。

りっちょん:おお!?

タケ:ジーヤ…!!

ジーヤ:親に言っとけよ、タケ。

タケ:OKOK!!全然OK!!お前らのこと、うちの親はウェルカムだから!!

りっちょん:ジーヤぁ、優しいねえ。

ジーヤ:うっせ。

タケ:うし!じゃあ今日の夜うちな!!

りっちょん:はいは~い!

ジーヤ:あいよ。

(間)

りっちょん:うっぷ。

ジーヤ:あー、ははっ。きつい。

タケ:(深呼吸)

ジーヤ:りっちょん、お前、あとどんくらい食える?

りっちょん:ちょいきつい。

ジーヤ:ちょい?

りっちょん:嘘。もう無理。

ジーヤ:素直でよろしい。

タケ:これが…

ジーヤ:?

タケ:これが、誕生日…!!

ジーヤ:お前、これを毎年恒例にするとか絶対嫌だからな…!?

タケ:しない!流石にしない!

りっちょん:俺たち頑張ったよ…もうゴールしてもいいんじゃない…?

ジーヤ:残念ながら、まだゴールできないんだよなあ…

タケ:まだこんなに残ってる…

りっちょん:…じゃんけん。

ジーヤ:ん?

りっちょん:じゃんけんに負けた人が、1個食べよう。

タケ:何個かは冷蔵庫に入れておけば…

ジーヤ:お前さっき、母ちゃんが買い物してきたものでいっぱいって自分で言ってたじゃねえか。

タケ:そうでした…

りっちょん:じゃんけん、しよう。

タケ:…よし!

ジーヤ:OK!

ジーヤ(M):別に、今すぐ食う必要のないものも結構あるが、おもしろいから何も言わない。今はただ、じゃんけんに勝ちたい。

りっちょん:じゃん!

タケ:けん!

ジーヤ:ぽん!!

(間)

タケ:ああああああああ!!!!!!ちきしょおおおお!!!!!!!!

りっちょん:っしゃあああああああ!!!

ジーヤ:だっはっはっはっは!!!

りっちょん(M):このあとじゃんけんに3連敗したタケが、半べそで俺たちに一緒に食べてくれと懇願した。ジーヤはゲラゲラ笑ってたし、俺も腹抱えて笑ってた。
3人集まると決まってこう。今日も明日も、大体こんなん。



いいなと思ったら応援しよう!