「ひろしま」1953年、日教組の制作した原爆映画
シネマヴェーラ 「ひろしま」1953年、関川秀雄 監督。日教組の制作した大作映画である。
冒頭は戦後広島、高校の一教室から。被爆した生徒がクラスの三分の一もあり、白血病やぶらぶら病を発症する生徒もいる。被爆者の同級生に対して「あいつらはいいなぁ」といったからかい半分のやっかみの陰口をたたく(被爆者ではない)高校生。そのくせ正確な知識は持っていない。
これらのエピソード、当時は被爆体験の風化という問題提起であったのだろうが、それよりも、いまのネット発言そっくりの情景であり、