大雨洪水に備えるための防災ワークショップ
あなたの地区での大雨洪水が起きた時に
いつ・どのように避難するか、を決めるための防災ワークショップ
地区で水災害が起きた時、いつどこにどうやって避難するのか。警報等は広範囲に出されるため、地区内の危険度と合っていない場所も出てきます。
地区の実態に沿った基準を作れるよう、行政も支援を行っています。その支援に基づいた「防災ワークショップ」を、京都府京丹後市にある、久美浜町一区地区で行いました。
久美浜一区自治会の場合、
実施は京丹後市久美浜町一区地区(9地区)
主催は、久美浜一区自治会(連合区みたいなもの)
進行は、京都府・京丹後市の職員の方々
なぜ水災害限定なのか
自然災害には、予測できるもの(大雨・洪水など)と予測できないもの(地震など)とあります。
予測できるものは、避難がスムーズに行えると被害を最小限にとどめることができるということが、これまでの被災地の傾向からもわかります。
◆やり方
◇スタイル
各地区ごとに少人数グループでトーク
全3回。その後、成果物を各地区に持ち帰り、地区で検討、訓練などで活用して、周知徹底をしていく。
◇進行・ファシリテータ-
京都府・京丹後市の職員の方
◇メンバー
各区から区長他2名。
◆1回目9/23(火):過去の、災害時被害状況確認
1回目は、前回の大雨災害時、どこが浸水被害を受けたか、どのように動かれていたか、などの情報を出して整理します。
「川は大丈夫だったけどそこに流れる側溝からあふれてきた」「ここまでは水が来たけどこっちはこなかった」などの濃密な情報がたくさん出てきます。
◆2回目10/20(水):いつどこに避難するのか相談
2回目は、前回行った水災害時の被害をもとにタイムラインを具体的に考えていきます。
◇いつ避難するか:
気象情報、河川水位、前兆現象などに対して、事前避難と緊急避難のタイミングを考えていきます
◇どこに避難するか:
自主避難場所、緊急避難場所、次善避難場所に、移動手段、避難路の状況・注意点、などの情報を合わせていきます。
◆3回目11/19(木):災害・避難カード作成
いつ、どこに避難するか(2回目で検討したぶん)に加えて「どのように」を付け加え、災害・避難カードを作るための情報をまとめました。
◆ワークショップ後の流れ
ワークショップで決めた「いつ、どこに、どのように避難するのか」という情報は、ワークショップを進めてくださった京都府の職員さんが計画の様式にまとめてくださります。
それをもとに各区内で検討を行い、さらに練っていきます。ここからは、各地区の区長さんが区の役員をひっぱりながら進められるので、各地区によって動きが大きく変わります。
自治会としては、ここで作った計画が地域に根付くように、フォローを行っていきます。
まとめ人
久美浜一区自治会 事務局長 島貫雄介
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?