自分の町からはじめてみよう(居酒屋の話)
お酒が好きです。
毎日仕事しながら
「今日は何を飲もうかな」
「今日は何を飲みながら何を食べようかな」
なんてことを考えながらパソコンを叩いているわけで。
でもそんな風にお酒好きな人は多分世の中にごまんといると思うのです。
今の「酒飲み業界」の一人で、私が今最もあこがれるライターの一人にパリッコさんという人がいます。
テレビなどにも出ているし、数々のメディアにも記事を出している、なおかつこのnoteにもご自身のアカウントをお持ちなので、知っている人も多いのではないでしょうか。
で。
そのパリッコさんが出している本に「酒場っ子」という本があります。
(今金額見てびっくりしてるのですが、もとは1500円くらいの本です。え、プレミアついてるの??)
ちょっと今手元に本がない状態なので正しい文章ではないかもしれないですが、この本の中で「もう自分の町にはいい居酒屋がないなんて発言は辞めよう」という旨の分を、パリッコさんが書いているんですね。
これがですね、もう、膝を打つ勢いで「なるほどなぁ」と思ったんですよ。
僕が今住んでいる町は、生まれた時から住んでいるわけではなく、5,6年くらい前に引っ越してきたのですが、まぁ住宅街なんです。都会的な場所に行くには電車で四十分くらい移動する必要があり、のんびりと言えばのんびりですが、田舎と言えば田舎、って感じなんですよ。
そんな場所なので引っ越した当初は、飲みたいと思う度に電車に乗って、都会の美味しい居酒屋まで出かけていたのです。もちろん引っ越した当初から住んでいる町にも居酒屋はあったのですが、どうも、入りにくいというか「美味しくなさそう」なオーラが漂っていた。人を寄せ付けない感じの扉をしていたというかなんというか(あとで偏見だったと分かるのですけどね)
けれどそんな居酒屋電車通学みたいな生活にも限界が来て、「ええい、俺はもう冷たいビールが飲めればそれでいいんだぁ」と思いながら、住んでいる町の、今までだったらまず入らなかったであろうお店のドアを開けた瞬間、そこで待っていたのはパラダイスだったわけです。
そこから、自分の町の居酒屋めぐりを始めると、これがもう発見の連続で。
手作りチャーシューがおいしく、おばちゃんの接客が心地いい店
絶対昔はブイブイ言わせてたであろう「お姉さん」が作る半端ない量のおつまみ、なおかつそれが馬鹿みたいに美味しいお店
軟骨のから揚げがなぜか異常にうまい店。
こっそりといい日本酒をサービスしてくれるマスターのいる店
思わず二回頼んでしまうほど、タン先炒めが美味しい韓国料理屋
上記したのが、ほんの一部分、と言えるくらい、うちの町にも美味しい居酒屋があったんですね~。
上の店を一店舗ずつ、週一で通うだけでも、もう一週間が終わっちゃうし、財布も崩壊しちゃうので、もう、飲みに行くときに今では逆に迷ってしまうくらいですよ。
本当に、全国の酒を愛する人に言いたい。
「まずは自分の町からだ」と。というか、自分の町の居酒屋を愛さないと、いつまでたっても自分の町の居酒屋文化は発展しないんですよね、きっと。
あぁ、今日も飲みに行きたい。
ちなみにパリッコさんの本はこちらもおすすめです。
(これもやっぱりプレミアついてるのかな…)
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