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システム導入について
システムを導入する時に私が気をつけていることについて書いていこうと思います。
システムを導入するときに、既存の運用を変えずに使えるシステムを探して導入をするとか、既存の運用に合わせてシステムをカスタマイズして導入するというのはよくあると思います。(関係者が多ければ多いほど、調整に工数がかかるので運用を変えずにシステム導入することになります。)
そして、そう言った場合、折角新しいシステムを導入したのになんかしっくりこない状態に陥ってしまいがちです。
「ザ・ゴール」とTOCで有名になったエリヤフ・ゴールドラッド博士は、システム導入を題材にした「チェンジ・ザ・ルール」という小説で「使い古された概念や運用のまま新しいシステムを導入する意味はない、新しいシステムを導入するときはそのシステムに内包されている概念も一緒に導入するのじゃ」(超意訳)的な事を言っていて、「せやねん」と私は本を読みながら膝を打ったわけです。
多くのシステムは、優秀な設計者によってこうやって使うべし!という理想的な使い方が想定されています、自分たちの運用を変えたくないばかりに、その理想的な使い方を完全に無視して使ったのでは、システムを乗り換えた意味がない。というか、設計思想と利用者の運用がずれていると、至る所で歪みが出てしまい結果的に乗り換えなかった方がコストがかからなかったのではとなってしまいます。
私は新しいシステムを導入する際には、運用をシステムの設計思想に合わせる様に気をつけています。そもそも自分の運用がそれほどいけてるわけではないし、システム開発者はそれなりの知見を持ってシステムを開発しているし、システムに合わせて運用を変更することで結果上手くいくことが経験上分かっているからです。
自分の運用にシステムの使い方を合わせている方は、一度移行コストのすくない個人のものから、設計思想に合わせた運用を行ってみてはいかがでしょうか。