見出し画像

次の人のために、扉を押さえますか?

ここ数年、自分が誰かのためにやったことが「余計なお世話だったかな」と思うことが増えました。

例えば、私は自分が扉を開けて出入りするときに、すぐ前や後ろに人がいることに気づいたら、必ず扉を手で押さえるようにしています。

急がせてしまうと申し訳ないので、
「その人の目の前で扉が閉まるのを防ぐ」
程度の距離感のときだけやっているのですが、相手の反応や素通りしていく様子を見ると「この行動は相手に求められていないのかも」と気づきました。

扉の開閉くらい自分でやるから、ほっといてほしい人も当然いますよね。
扉を押さえてもらった程度のことで、お礼や会釈などのコミュニケーションが発生するのが面倒だと感じる人もいるそうです。

じゃあどうする?

相手の負担になるようならやらない方がいいよなあと考えつつ、その状況になるといつも迷ってしまうので、結局今まで通りの感じでいくことにしました。

というのも、みんなそれぞれの行動指針をもって
生きているじゃないですか。
だから、
「扉を開けておく派」の人がいてもいいし、
「扉は放っておいて派」の人がいてもいいのです。

大事なのは、
その行動を続けるかやめるかではなく、
・いろんな考えの人がいる
・自分には見えない、その人の状況や環境がある
ということを理解して、お互いの存在を尊重して生きていこうとする心構えだと思いました。

その上で、私は「放っておいて派」の存在も理解しつつ、「扉を開けておく派」として生きていこうと思います。

いいなと思ったら応援しよう!