日本政府、核禁条約締約国会議不参加を表明
現在の日本政府には核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加というほんの小さな一歩を踏み出す決意も、おそらく核を持つ同盟国や日本と同様に同盟国の核の傘の下にある国々から受けている、あるいは受けるであろう圧力に屈しない外交的手腕も交渉力もないのかと、あらためて深く失望しています。
[NHK NEWS WEB 2025年2月18日 18時58分]
世界で唯一の戦争被爆国という特殊な立場から、日本は他の核保有国や核の傘の下にある国々とは違った独自の核廃絶へ向けたアプローチがあるはずです。
政府は、核保有国が参加しない会議で実質的な核軍縮の進展は難しいと言いますが、核抑止を堅持する核保有国が自らの意志では核廃絶に舵を切れない状況を私たちは延々と見せられ続けているわけですから、核を持たないすべての国々が核を保有するすべての国々に対して圧力をかけ、核兵器を保有すること自体が世界の平和に対する挑戦であり犯罪であると位置づけることこそが重要なことなのではないかと思います。