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最前線に立たされ続ける沖縄
いろいろな意味で矛盾と議論と危険の最前線に立たされ続けている沖縄。
米軍だけが使っている基地(米軍専用施設)は、日本にあるもののうち、その面積の約70%が沖縄に集中しています。
普天間基地の危険性も未だ解消されず、普天間飛行場の全面返還のためには辺野古の完成が条件になっています。
一方で、「代替施設」と位置付けられている辺野古の施設は軟弱地盤の難工事でいつ完成できるかもわからないまま懸念の声も無視して工事が進められていて、普天間の危険性も、辺野古の懸念もすべて沖縄県に押し付ける形となっています。
そして沖縄の米海兵隊兵士が沖縄県内で成人女性に性的暴行をした上、けがをさせた疑いで書類送検されています。
[NHK 2025年1月8日 18時35分]
沖縄県石垣市の尖閣諸島沖では今年に入ってからも中国公船の領海侵犯が行われています。
[時事ドットコム 2025年01月08日19時03分配信
米軍施設や国の安全保障の問題から見ても、県民の人権や安全な暮らしの問題からみても、そして自治の問題から見ても、沖縄はずっと日本の中でも特殊な位置に置かれ、問題の最前線に立たされ続けていると思います。これらの問題をいまだに解決できないでいる私たち日本国民全体の責任として、私たちはこの問題を本当に真剣に考えなければならないと思います。
「公共の福祉」を振りかざすにはあまりにも沖縄の受けて来た負担は大きすぎるように感じます。