子供の頃の夏休みの昼下がり、僕らは外で遊べた
子供のころ、夏休みの楽しみと言えば虫取りでした。
朝早くにはカブトムシやクワガタ取り。真夏とはいえ、早朝はさわやかな空気だった記憶があります。
昼下がりには蝉取り。さすがに帽子をかぶれと言われていましたが、「暑いから外で遊ぶな」という注意を受けたことはありませんでした。
あの虫取りに明け暮れた夏休みはもう50年も昔のことです。
と言うことで、50年前、1974年の7月・8月の日々の最高気温、最低気温、平均気温を2024年の気温と比べてみましょう。実家に比較的近い埼玉県熊谷市のデータです。
なんというか、あまりに歴然としすぎていてびっくりです。2か月間のうちには天気の良い日も悪い日もあるので、1974年の方が高い日がもっとあってもよさそうですが、なんだかがっかりするほどグラフはほとんど交差することなく、2024年の方が高いのですね。
あの昼下がりに外で遊べた夏休みが幻のように感じます。私たちの手で暮らしやすい地球に戻せるのなら、ぜひ頑張ってみたいと心から思います。