投票できる喜び
海外に住んでいると、「在外選挙制度」によって国政選挙に投票することができます。ただし、在外投票を行うには、在外選挙人名簿に登録されていることが必要です。
私もUAEに赴任中は在外選挙制度を使って国政選挙に投票しました。国外に住んでいても、私の故郷である日本や地元が豊かで、暮らしやすく、安全・平和であることを願って、少しでも良い政治をしてもらえるようにと欠かさず投票してきました。
残念なのは海外に在住していると地方選挙への投票はできないことです。いくら住む家や財産がどこかの自治体にあったとしても、あるいは家族が住んでいたとしても、自分の住所が国内になければ、地方選挙には投票できません。
赴任が終わり、国内に住民票を移して、引き続き3か月以上その地方自治体に住所を有することによって、自治体の長や議員の選挙で投票することができるようになります。
国政はもちろんですが、自分の地元自治体の選挙に投票できることはうれしいことです。
選挙を通じて自分の政治的な意思を示したい。良いことは良い、ダメなことはダメと、はっきり候補者にもわかってほしい。そんな気持ちがあるからです。
当選した人がダメダメだったら、次は別な人に投票する。ある人に期待して投票して当選したのに、その人が期待通り公約通りに一生懸命活動してくれなければ、「次はないよ」と意思表示をする。とにかく多くの人が投票することで、当選者には「自分は白紙委任を受けたわけではないのだ」ということをはっきり認識してもらうべきだと思います。
投票する機会を活かせる喜びをかみしめて、私は今度の選挙でも投票に行きたいと思います。