【3年生・9期生】2023年11月22日 秋学期第7回南後ゼミ
こんにちは!南後ゼミ9期のI.T.です。
木々の色付きが最高潮になりつつある今日この頃ですね。
ゼミ中の様子を撮り忘れてしまったので、サムネイルで先日訪れた江戸東京たてもの園の紅葉の様子をお届けします。
11/25、26には、紅葉と建築のライトアップに加え、暖炉や囲炉裏に火が灯されるイベント「紅葉とたてもののライトアップ」も開催されました。暖炉で暖まりながら暖かい紅茶をいただけて、とても素晴らしい体験となりました…!来年は皆さんもぜひ。
さて、11/22のゼミ活動についてです。今回も卒業研究計画書と卒論進捗報告を行いました。
◾️卒業研究計画書発表
K .M .さん
テーマ:【空間の透明性/開放性が人々に与える影響】
先行研究の検討を進めるなかで、"モノが人の心理を表現する"ことがあると知り、興味を持ったK .M .さん。元々関心を寄せていた「窓」にフォーカスし、窓がもたらす空間の透明性や開放性が都市を生きる人々にどのような影響をもたらすのかについて、浜松町を調査地に設定して研究します。
学生からは、
・「鍵を閉めると中が見えなくなるトイレ」や「おしゃれなガラス張りのカフェ」のような「壁」兼「窓」の事例
・トロンプレイユ(窓が本当にあるかのように見せる絵画技術)
などの意見が寄せられました。
多様な形態を持ち、様々な使われ方をする「窓」。その背景に現代社会のあり方や空間を作る・使う人々の狙いや願いが見えてくるような気がします。とても面白い研究になりそうな予感。
◾️卒論進捗報告
H .M .さん
テーマ【ノスタルジア感情を誘発する要因、及び昭和レトロが空間として残される文化的意義についての考察】
前回の発表で質問や意見が寄せられた点についての考察が深められていました。さすがです!空間を総合的に知覚し経験できるということに昭和レトロを空間的に残す、もしくは再形成する意義があると考え、"知覚"とは何かについて、
・視覚
・聴覚
・移動性
・距離感覚
と細分化しています。
今後は上記の"知覚"の定義付けを進めつつ、昭和レトロ空間の具体的事例を収集していくことになりそうです。
O .R .さん
テーマ:【米映画における「東京」像ー都市空間の表象と振る舞いから考えるー】
こちらも前回の指摘を受けてさらに磨きがかかっています。文献調査が進んでおり、理論的枠組みが着々と整いつつあることに先生からもお褒めの言葉が。私も頑張らねば…と思わされます。
今後は日本人研究者/海外の研究者による日本人論と一般的都市論に関する文献調査、映画選定・映画分析を進めます。本人も「映画見なきゃな〜」とこぼすほど、分析予定の映画数が多く大変そう。
現時点で相当な文字数の本論文。超大作の予感です。
コラム
テーマは「最近はまっているものorこと」。
私がはまっているのは散歩。
寒くなってきた今の時期の夜が最適です。
いつものルート(自宅周辺、1周約40分)を、音楽を聞きつつ無心で早歩きします。気がついたら3周していることも。歩きながら何か考えていたような気もするのですが、何も思い出せません。スッキリするので私のように「考えすぎて頭が沸く」タイプの人間におすすめです。
また、この時期の散歩のアクセントには「落ち葉を地面につく前にキャッチするゲーム」を。
何かの物語の設定で、「散る葉っぱを地面につく前に掴めたら小さな幸せが訪れる」といったような迷信があり、これを知ってから1人でチャレンジしています。簡単そうですが意外と難しい。皆さんにもぜひやってみて欲しいのですが、挙動不審な自分を目撃されることになるので周囲の目にはご注意ください。
今年も残すところあと1ヶ月。
「大学3年生になってからの時間の流れが速い」とは聞いていましたが、これほどとは…。
焦りも感じますが、まずは1つずつ。来週のゼミも頑張りましょう!