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英語ネイティブに日本語を教える、という選択肢があった

こんにちは。最近はオンライン日本語講師(一部対面)とIT翻訳をしています。
日本語の方は有難いことにあっという間に生徒さんが増え、週6日コンスタントに行うようになりました。


英語ネイティブに教える日本語

生徒さんは、全員英語ネイティブです。シェムリアップで声をかけてくださった方もアメリカ出身です。まさかこんなことになるとは半年前には想像していませんでした。私の仕事はいつもこんな感じで、自分から向かうのではなく、何となく向こうからやって来ているようです…。

(最初は、カンボジア人に日本語を教えることも考えていました。しかし、シェムリアップでこれを行うには、どちらかというと国際協力的な知識と体力が必要なことと、政府派遣以外では仕事としては成り立ちにくいことから、別の方法でカンボジアには貢献したいと思うようになりました)

現在受け持っている、ある生徒さんは「日本人でTEFL持っている人に初めて会った。英語で教えてもらえるのは助かる」と言っていました。

驚きました。日本語教育のライセンスは持っていないので、何か書かないとと一応プロフィールに載せていたものでしたが、それがきっかけで興味を持ってくださる方がいらっしゃるとは。

TEFLとは

TEFLはTeaching English as a Foreign Language の省略で、英語が母語でない人に第二言語として英語を教える方法のことです。これは英語ネイティブでなくてもある程度の英語力があれば取得できる、英語教師の最初の門のような資格です。

カンボジア・ベトナムでは、英語圏や準英語圏の人が英語教師として働きながら外国生活を楽しむTravelling teacherが非常に多く、その際に採用する学校経営者はTEFLの資格を確認するそうです。そのため、こちらでの資格の認知度はかなり高いと思います。ジャンル違いますが、多分TOEICより知られています。

英語力が中級以上あれば、ネイティブでなくても資格は取得することができます。コロナ禍で在宅でいい時間の使い方をしました笑

実は日本語教育に応用できるTEFL

外国人に日本語を教える日本語教育と比べて、第二言語として英語を教える英語教授法の歴史は、英国の植民地への進出の歴史と重なり非常に長く深いです。

メソッドも色々知り、「あ、数年前から流行っている『英語のハノン』はオーディオリンガルメソッドで、リンガフォンの現代版だな」と思ったりしました。
(個人的には、母語と全く文構造の違う言語には、オーディオリンガルメソッドは学習初期で効果的だと思いますが、多分西洋圏では受け入れられなさそうです)

教える方法、教える姿勢、というのは英語や日本語に限らずどの言語を教える場合でも知っておくといい知識だと思います。

英語学校のIELTSコース、受けておいて良かった

シェムリアップでは、ほぼ唯一外国人が入学できる英語学校ACEに3ヶ月通いました。本当に時間がある時というのは限られているのだなと、今になって思います(ベトナム語を習いに人文大学に行ったときもそうでした。仕事を辞めた直後に申し込み、コースが終わった後にすぐ別の仕事が始まりました)

ここで良かったことは、(私は留学経験はなかったため)アカデミックな英語を習うことができたことと、クラスメイトは既に英語教師として働いている人も多く、教員寄りのプロフェッショナルな授業だったことです。

英語で第二言語を習う経験

さらに、ベトナムの人文大学でベトナム語を習った時は、先生は英語で教えていました。これが、多分自分の中で英語で日本語を教えるハードルを下げたのだと思います。

ベトナム人の英語はかなり癖が強くて、聞き取りにくい上に独特の言葉の使い方をします。そしてそれが当然という風に、「私が教えているのはベトナム語なんだから」と自信を持って生徒にベトナム英語で堂々と話しかけています。

かなり私もその影響を受け、鈍感力を身につけました笑。

あとは、本来の日本語教育の力をつけなくてはいけませんね…!今年から日本語教師の制度が変わったので、基礎試験に向けて勉強しようかなと思います。

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