捨てられる銀行2 悲産運用/金融排除

読書用メモ11

▼タイトル(2冊):捨てられる銀行2 悲産運用(2017年4月発行)
          金融排除(2018年1月発行)
▼著者:橋本卓典

▼概要:
[捨てられる銀行2 悲産運用]
2016年5月発行の「捨てられる銀行」で語られた銀行の存在意義・課題。その中で特に金融庁が力を入れた一つである「資産運用改革」について。お客様のための資産運用・資産形成サービス(例:貯蓄型生命保険など)ではなく、銀行のための手数料稼ぎの資産運用が、ひいては日本国民全体の資産形成力を弱めて国力を弱める。金融機関は何を意識して生きていくべきか。またその表に出ていない悲惨な状況に、無縁だと思っている読者はどう意識を変えるべきか。
[金融排除]
「銀行の数が多すぎて、顧客の取り合いになっている」と言われるオーバーバンキング。果たしてそれは本当か?貸してほしいという事業者と、貸し先がないという銀行との 意見の食い違いの溝についてフォーカスする。このままでは銀行は生き残れない、銀行はどう変わるべきか。変わろうとする銀行は金貸しが仕事ではない、地域に寄り沿った活性化の力添えが自分たちの使命だと信じイキイキと奮闘する。

▼気づき:
今後金融庁とか地方銀行とかに関する仕事をしそうなので、アマゾンでポチリして読んでみました。ごめんなさい、難しい笑。でも、かいつまんで理解できたところで、思ったことは大きく2つ。

①銀行ってやっぱりお金持っているので、助け方次第で事業者をどんどん生かせるんだなーと。例えば私は決済代行会社で働いているけど、社会インフラだとかフィンテックだとか会社の人たちは言っているけど、お金が流れる管に過ぎないなと。銀行やっぱり強えなぁ。と思いました。ただ、事業者を生かせないケースもあるから責任はさすがに大きいな&夢もでかいなと思いました。銀行の営業になって人助けできたら楽しそうです(ならないけど笑)。

②銀行って私から見るとお金預けておく金庫みたいな存在(預金業務)だけど、本業は事業者への融資・貸付か、そうだそうだ、でそこが上手く行ってないのね赤字も結構あるのね!とそこら辺の課題を始めて把握して結構やばいんじゃないかなーと思った。そういうの国民って把握してるのかな?私だけかな?私だけだったら恥ずかしいな。。。

▼お勧め度:
★★★☆☆
一個人としてでも、勤めている会社のこととしてでも お金を回している銀行のことは把握しておいたほうがいいなーと思った。それこそ社会基盤として。老後の資金調達を考える上でも。日本を、世界を見れる気がする。

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