本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKR
読書用メモ29
▼タイトル:本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKR(2019年4月発行)
▼著者:奥田和広
▼概要:
リーダーが組織を躍動させるためには?カリスマ経営者でなくても、この仕組みがあれば一般人のあなたでも組織に熱を持たせ躍進させることができる。それがOKR(Objectives and Key Results)である。どんなに優秀な人でも、1人では組織にはかなわない。ただし組織は"もやもや"していることが多い。そのもやもやを、リーダーが組織の目的(Vision)に即した個人の目的を持たせ、個人にそれに沿った指標を持たせることで"わくわく"に変えていくことがで可能となる。
▼気づき:
昔から人の仕事への原動力は大きく2つあると思っていて、一つは会社の理念に共感するから頑張れるというものと、もう一つは、こんな人になりたい!という憧れの魅力的な人の存在が近くにいることだと思っている。私はどちらかというと魅力的な人の背中を見ながらこれまで走ってきた。前職も前々職も会社の方針だとか目指すものはさっぱりわからなかった。ただ一緒に働いていた人がかっこよかった。この人みたいになろう、と必死だった。
だが、自分が経験を積んでそこそこできる年齢になった時に、自分の大切なものをふと考えるようになった。自分が魅力的な人間になるべき時なのだ。そうなると私の原動力は自分の中で作り出す必要がある。
最近の世の中の傾向もそうかもしれない、Mission/Vision/Value作りに力を入れ、会社としての大事なものを社員に浸透させ、同じベクトルを向かせる。それは転職が多くなって社員が1つの会社にとどまることのほうが珍しくなってきたり、会社自体も1つの製品を作り続けることが難しくなり事業を転換させる必要が出てきたりする中、未来を見据えて生き残るために・社会に貢献するために、会社自体が変化する必要があるからだ。脱皮みたいなものだ。
この本自他は組織の目的づくりの本を書いてあったが、個人的に自分自身の目的づくりの重要性を感じたきっかけになる本でした。
▼お勧め度:
★★☆☆☆
マネジメント経験があまりないので、現状のマネジメント(MBOとか)の比較がきちんとできなかったのですが、こういうものがあるんだ、と一つの手法を学んだ感じです。恐らくこの手の本は1冊読んで正解がわかるわけではなく、たくさんの本を読み、実行し、修正しながら進めていくものだと思います。