大会の前日に思うこと
明日はテニスの大会、という時。
ラケットやシューズ、ウェアなど、持ち物を準備しながら、どんなことを考えますか。
試合のことを考え過ぎて、よく眠れない人もいるかも知れません。
大会前日には、持ち物だけでなくメンタルもしっかり準備!
万全の体制で試合に臨みましょう。
イメージするのは自分の事だけ!
大会が近づくと「勝てるかな?」や「練習どおりにやれるだろうか」など、さまざまなことが頭に浮かびますよね。
最高のパフォーマンスを引き出すためには、「自分のこと」だけをイメージすることがポイントです。
自分のこと以外を考えると、心は不安な状態になり緊張感が増してしまう可能性が高まります。緊張感が増すと体は興奮状態になるので、良質な睡眠が取れず、心身ともに準備不足になるのです。
不安を引き起こす要因はこれ!
私たちの心は、自分ではどうしようもないことを考えると、不安な状態になります。例えば過去のことや未来のこと、自分以外のこと。
翌日の対戦を頭でシミュレーションしながら、「大事なところでいつもミスしちゃうんだよね」や「もしかしたら絶好調で勝てちゃうかも」などと考えてしまっていませんか?
試合の内容を細かく想像していると、いつの間にか鼓動が速くなったり、不安感に襲われたりする人もいるかもしれません。
どのような試合展開になるか、自分がどのようなプレイをするのかは、その時が来るまで誰にもわからないことです。期待どおりになろうと思っても、現時点では何をすることもできないことを頭に思い描いていると、不安な気持ちはどんどん大きくなってしまいます。
大会前日に思うこと
心を安定させ、良いパフォーマンスを引き出すためには、「今の自分ができるプレイは何か」と自分の事を考えるようにしましょう。
今までの練習で気持ち良いプレイができた瞬間
コーチに褒めてもらったプレイ
勝てたゲームの内容
翌日の試合に関して少しでも不安を感じたら、すぐ、自分ができるプレイを頭に思い浮かべ、「大丈夫、できる」と自分に言い聞かせましょう。
気をつけること
自分ができるプレイを翌日の試合に結びつけてしまうと、不安な状態になるので気をつけましょう。対戦相手のプレイをイメージすることは、自分ではどうしようもないことを思い浮かべることになるので、不安が生じます。
また過去の自分のプレイを振り返るときには、できたプレイを思い出すようにします。ミスを振り返り「なぜあんなプレイをしたのだろう」と考え始めると不安が生じるからです。
過去の自分ができたプレイや褒めてもらったプレイは揺るがない事実ですから、その事実を確認することで心は安定し、自信につながっていきます。
まとめ
大会に出場するのですから、もちろん、勝ちたい気持ちは誰もが持っているでしょう。
しかし勝敗を意識し過ぎると、心は不安定になり、体は興奮状態になります。
満足できるパフォーマンスができるよう、前日にはリラックスして休むようにしましょう。就寝前に、ゆっくりストレッチするのもおすすめです。