「採用のその先へ」採用担当から人事企画へ転身し、組織のエンゲージメント向上を目指す話。
どうも、こんにちは！
hacomonoの盛り上げ人事 なんちな (@nanchina_nano) です。
一応、弊社のことをご存知でない方向けにお伝えしておくと・・・
hacomonoはフィットネスジムやヨガスタジオ、スクールなどのリアル店舗向けに会員管理や予約、決済などを一元管理できるクラウドサービスを提供しているバーティカルSaaS企業です。日本の健康課題解決やウェルネス向上を目標としており、そのミッションに共感したメンバーが日本中からフルリモートで働いています💪
アドカレに参加することになったきっかけ
今回は、WHOMのえりまきさん（@erimak）からお誘いいただきまして、【WHOM 採用 Advent Calendar 2024】に参加しております！
アドカレは今まで読む側でしたが、書く側としては初めて！ドキドキ・・・
私はこれまで採用をメインにやってきたのですが、現在は人事企画に所属して「エンゲージメント」を担当しています。
今回のアドカレのテーマが「採用」とのことで、採用から離れている私が参加してもよいのか一瞬迷いましたが、えりまきさんから「（読者は）人事全般に関わっている方も多いので、採用にこだわらずのびのび書いてください！」とお言葉をいただき、個人的な経験になりますが採用担当から人事企画への転向についての話を書くことにしました！
（えりまきさん、素敵な機会をありがとうございます！お言葉に甘えて、のびのび書かせていただきます！📝）
あと、「エンゲージメント担当になってどうなの？」とよく周囲からも聞かれるので、この半年間手探りながらに感じたこともシェアしたいと思います😊
＜こんな人に興味を持ってもらえるかもしれない＞
- 今採用担当をやってて、他の人事職種に挑戦してみたい人
- エンゲージメント領域に興味のある人
- 今は人事じゃないけど、人事のキャリアパスに興味がある人
特に自分は珍しいキャリアというわけでもないので、あくまでこんな例もあるんだな〜とくらいに読んでもらえると嬉しいです🙏
そして、もし私に興味を持っていただけたら、ぜひ人事仲間として仲良くしください！🫶
今のやっていること
hacomonoの人事は、人事企画、労務、採用、PRの４つの部で構成されており、私は人事企画部に所属して従業員のエンゲージメント向上の担当をしています。
『エンゲージメント』という言葉は漠然と理解していたものの、「具体的に何を指すのか？」というところから始めました。まずはエンゲージメントの要素を細かく分解し、hacomonoの現状と理想の状態を整理。
何度も議論を重ねながら、hacomonoならではのエンゲージメントの定義づけを行いました。（具体的な表現が難しくてすみません・・・）
現在は社内イベントの企画推進、チームビルディングの制度策定と推進、全社キックオフや会議帯の運営、hacomonoらしいウェルネス企画の実施など、主にインナーコミュニケーション施策に取り組んでいます。
また、社員インタビューや組織サーベイを実施し、社員の声に耳を傾けながら組織課題の解決に取り組むことも私の役割です。
⇩はこれまで実施した取り組みの一例
■ 全社オフラインイベント「hacofes」
■全社ウェルネスイベント「RUN for」
人事キャリアへの変遷
ファーストキャリアは人材会社の営業
私のキャリアは人材会社からスタートしています。もともと学生時代から人事になりたい！という想いがあり、そのために新卒で人材会社を選びました。人材会社では、エンジニア派遣事業や新卒紹介事業で営業を経験した後、事業会社の人事（採用担当）に転向しています。
大企業からスタートアップへ
hacomonoは事業会社で3社目なのですが、前職が比較的大きな組織だったため、もう少し小さめな規模で「採用した社員のその先に関わりたい」と思うようになり、顔と名前が一致するくらいの規模感で、採用から組織づくりまで幅広く携われそうな会社を探していました。
また、採用担当として会社の魅力を発信する立場上、仮に営業職に転身したとしても、その事業やプロダクトを自信を持って提案できるかという点も重視していました。
その中でご縁があったのが、今のhacomonoです！
今後のキャリアに悩み始めた
2022年7月に入社して約2年、hacomonoではプロダクト部門の採用・採用広報を担当しました。これまでの企業の中で最も自由度が高く、採用という領域で様々なことに挑戦ができて、とても刺激的でした！
（同じ採用の仕事でも会社の規模やフェーズによって全然違いますよね！）
ただ後半の方は、少しずつ今後のキャリアに焦りを感じ始めていました。
気がつけば、採用の仕事に携わって8年目。
採用の仕事は好きで、やりがいも感じていたので特に不満はありませんでした。ただ、転職時の「採用した社員のその先に関わりたい」という想いに立ち返ると、このまま採用担当として突き進むべきなのか、それとも人事としての幅を広げていくべきなのか、キャリアの方向性について考えることが増えていきました。
そんな中、今年7月に人事企画へ異動することになり、エンゲージメント向上の専任として新たな挑戦の機会を得ることができました。ちょうど会社としても、採用だけでなく入社後のフォローを手厚くしていきたいと考えていたタイミングが重なったようです。
キャリアについて悩んでいた時期での異動でしたが、当時相談していた上司から「そろそろできることを増やしていくフェーズじゃない？」と背中を押してもらえたことは、本当にありがたかったです！
採用から異動してみて見えてきたこと
エンゲージメント担当になってから、約半年が経ちました。
採用は長くやってきたこともあり、目の前の採用課題に対してのアクションが具体的にイメージできていたのですが（もちろん難易度が高いとできないこともあるし、まだまだ苦手なこともある・・・😇）、今はまったく違うテーマ且つ抽象度も高いため、なんだか違う筋肉を鍛えている感覚です🏋️
周りから意外って言われるけど、実は慎重派な私。
異動してすぐは正解がわからなくて足踏みすることも多かったのですが、社内外といろんな方に壁打ちをしていただき、「そもそも正解なんてないし、その中で自分なりの仮説を立てて最適解にしていくのだ！」と考えられるようになり、とにかく今は打席に立つことを意識しています。
採用での経験がしっかりと活きた
そして、意外にも採用での経験が現在に活きていることに気づきました！
例えばですが、
転職者の声をたくさん聞いてきたこと
働く上で何がエンゲージメントに影響するのか、どういう時に人はキャリアについて悩むのかという肌感がある
新入社員のバックグラウンドを把握している
これまでの経験や入社理由（hacomonoに何を求めているのか）を知っていることで、社内にアンテナを張りやすい
新入社員の人となりを理解しているため、既存社員との社内マッチングがしやすい
会社・組織への理解が一定あり、既存社員との関係構築ができていること
（これは採用というより長く在籍しているからですが）エンゲージメントの施策は社員の協力が不可欠なため、採用時代に築いた信頼関係で協力を得られやすい
一方で、採用時代にもっとやっておけばよかったこと
幅広い職種や組織の採用に関わること
私はプロダクト部門の採用を主に担当していたため、EMやエンジニア、デザイナー、PMなどの職種や組織への理解がありましたが、ビジネス部門の職種については十分な理解が得られていませんでした。
プロダクト領域での知見は深められましたが、振り返ってみると会社全体を見渡す視野が限定的になっていたかもしれません。特にビジネス部門の具体的な業務内容や組織課題について、もっと積極的に理解を深めておくべきだったと感じています。
採用業務に関わらないメンバーとの接点を持つこと
採用担当をやっていると採用業務に関わるメンバーとの接点が非常に多く、各部門とのコミュニケーションを取れているような気になってしまうのですが、採用業務に関わっていないメンバーとの接点は非常に少なかったように思います。
接点が少ない社員は、オフィスや飲み会などで積極的にコミュニケーションは取っていましたが、今思えば入社して間もない社員や、新入社員を受け入れる側の社員の声をもっと取りにいけば良かったなと思います。
現在のエンゲージメント向上の取り組みでは、全社的な視点が必要不可欠です。その意味で、採用時代により幅広い職種の採用に関わっていれば、今の業務により大きく活かせたのではないかと考えています。
いずれも反省点としてあげましたが、これから挽回していきます！💪
今後は
とても当たり前のことを並べてしまっているかもですが、今後目指していきたいことはこんな感じです。
人事内での横連携を強化する
人事内では各メンバーの専門性を活かした役割分担をしていますが、そのためチーム間のコラボレーションはまだまだ伸び代がある状況。
異動して得られた新たな気づきも活かして、横連携をもっと深めていきたいと思います。
そして、採用からオンボーディング、その後の活躍支援まで、一貫性のあるフォロー体制を構築していきたい！
課題発見から改善までのPDCAサイクルを確立
インタビューや組織サーベイは実施できているものの、改善までの仕組みづくりがまだ十分とは言えない状況。今の組織に最適な形を検討して、課題発見から改善までのPDCAサイクルをスピーディーに回せる仕組みを整えていきたい！
会社の「おかん」になること
これは自分の夢というか、ありたい姿でして、何かあった時にすぐに気軽に頼ってもらえる みんなの「おかん」的存在になりたい。
そのために、たくましくありたい。
まとめです
人事企画といっても、評価や制度設計、人員配置、育成研修など多岐にわたりますし、会社によって定義や仕事の幅が大きく異なります。
私はたまたまエンゲージメントという領域に挑戦することになりましたが、従業員のエンゲージメントに影響を与える要素は数多くあります。そのため、他の領域についても広く勉強していく必要があるなと日々感じています。（焦り）
『エンゲージメント』という言葉は広義で、自分って何屋なの？と役割や存在価値については正直のところまだまだ模索中です。
ただ、目指すところは「hacomonoに入社してよかった！」と思ってもらえる会社・組織づくりなので、模索しながらも頑張っていきたいと思います💪
入社してくれた社員にハッピーでいてほしい！という想いを胸に、これからもhacomonoを盛り上げていくぞー！！！🔥
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました！！！
自分のことを振り返る記事なんて、初めて書いたのですが、年末に自分のやってきたことを棚卸しできる良い機会となりました✨
もし私に興味を持ってくださる方がいれば、ぜひ人事仲間として仲良くしていただけると嬉しいです！一緒に模索していきましょう！
反応やDMなんかいただけたら、泣いて喜びます。
⇩細々とですが、Xもやってるのでぜひ繋がってください。
仲間を探しています
そして、最後は宣伝になりますが、hacomonoでは人事の仲間を絶賛大募集中です！
ウェルネスな社会の実現に向けて、一緒に会社を盛り上げていきませんか？
少しでも興味をお持ちいただけた方はご一報ください。カジュアルにお話ししたいです！