「最後のチャンス」と聞くと判断が狂うわけ
わたしは中二病みたいなとこありますので、「最後のチャンス」とか大好きです。それでとんでもない失敗を毎回繰り返してる訳ですがw
しかしこの本(thinksmart)を読んだ時、なるほどなーって、学びになるなーって思ったので引用して話します。
どうやら人間は「大多数の人とは違う行動をする」ほうが、感じる後悔は大きいようです。
なので、人間は後悔しないように、「後悔への恐怖」から、ときには不合理な行動をとってしまいます。そして、その後悔という感情を抱かずにすむように、できるだけ型どおりの行動をして、大多数の人の動きから外れないようにしようとする傾向があります。
しかし、その傾向から外れて行動してしまうことがあります。それは、「最後のチャンス」と思われることが起こった時に、多く見られます。
そして、先に述べた「後悔への恐怖」が本当に愚かな行動を引き起こすのは、それが「最後のチャンス」という言葉と結びついたときです。
これが結びついたとき、とんでもない不合理な行動を起こしやすく、そして大損や大失敗を起こすことがあります。
例えば時計を買う時、プレミア付きの時計がラスト数個という時、最後のチャンスが発動します。そしてもうこの機会は無いと思い高い値段で買ってしまいす。また似たような時計が販売されるのに。最後のチャンスと恐怖が結びつき、ありえない額のものに手を出してしまいます。(どうしてもほしいというのであれば話は違いますが。でもそんなに頻繁に無いですよね。)
結論
「最後のチャンス」と聞くと、私たちは分別をなくします。
「後悔への恐怖」は人生をすっかり変えることもあります。
この二つが結びつくと、ときには悲劇的な方向に向かいます。
決断をする時には「思考の罠」にはまっていないかよくよく考えてほしいと思います。どうか後悔のないように。
引用参考文献
thinksmart ロドス・ドベリ著 安原実津訳 p270〜p274