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何度もやる、だからわかることがある

あやちゃん:なんぼーさん、この間いただいたチョコレートのお土産美味しかったっす!ありがとうございました!

なんぼー:おお、よかったよかった。

あやちゃん:毎月1回は海外に行く取り組み、今年もやるんすか?

なんぼー:1年間やってみたから、毎月行くかはわからないし、少しルールは変えようと思うんだけど、海外に定期的に行くのは続けようと思ってるよ。

あやちゃん:ルール?なんか決めてることありましたっけ。

なんぼー:「月に1回週末に海外に行く」っていうのがルール。あとはルールじゃないけど、できるだけ同じところに行かないっていうのはゆるく決めてたかな。

あやちゃん:なるほど〜。月に1回どこかに行くって決めるって面白いっすね。普通は、行けるときに行くとか、好きなときに行くとかじゃないっすか。

なんぼー:やっぱり僕は「やると決めて、続ける」のが好きなんだよね。

あやちゃん:へー!実際にやってみて面白かったですか?

なんぼー:そうね。「やる」と強制的に決めることで、工夫しようとするのが面白かったね。ゲームでも、縛りを作ってプレイすることで得られる楽しみがあったりするじゃない。工夫していくのが好きなのかもしれないな。

あやちゃん:私、あんまりゲームプレイしないからどういうことかわかんないや……。

なんぼー:ゲーム好きな人は、例えば「レベルを全くあげずにエンディングまでプレイする」ってことにチャレンジしようとすることがあるんだよね。

あやちゃん:ええ!どうしてそんなことするの……!

なんぼー:そうそう。工夫が必要だからこそ、楽しめるんだよね。

あやちゃん:なんとなく気持ちはわかるような……!確かに小さい頃、学校からの帰り道で、青信号だけ渡って帰れるように調整しながら歩くみたいなこと、やってました(笑)

なんぼー:そうやって工夫して帰っていると、いつもの帰り道も楽しくなるよね。

あやちゃん:そうっすね!何回もやってると歩き方もうまくなっていって、家まで青信号だけ渡って帰れると達成感もあって。

なんぼー:まさにそんな感じ。僕も、週末に海外に行くようにしていたから、時間をうまくやりくりする方法を考えたし、効率的に複数の場所を訪れることができるようになっていったし。

あやちゃん:効率的に行きたい場所を巡る方法気になる!

なんぼー:例えば、基本的なことでいうと、週末の時間をできるだけ旅先で使いたいなら、深夜便で行くとか。さらに基本的なことで言えば、SIMを買っておくとか、事前に旅先で必要なアプリを調べて入れておくとか。回りたい場所を地図上で表示して、一筆書きで周るルートを考えるとか。

あやちゃん:すごい!工夫がいっぱい!

なんぼー:今はデジタル化が進んで、何をするにしても便利なツールがあるから、準備しておいたり、コツを知っていたりすることで、効率に大きな差が生まれるんだよね。

あやちゃん:それは家族で旅行していると思いますね。便利なオンラインチケットとかツールとか、親世代は全然知らなくて、教えると喜ばれたことがありました!

なんぼー:よく「海外に行くなら長い日数滞在したほうがインプットが多い」って言われるけど、「短い日程で何度も行く」ことでこそ得られるインプットもあると思うんだよね。何度も短く渡航を繰り返すことで、海外に行くこと自体が上達するし、旅先でのコミュニケーションの仕方とかあらゆることを理解するのが速くなる。そうすると、同じ3日間でも行ける場所も広がるし、得られるインプットも増える。

あやちゃん:そういうことって海外に行くこと以外でも感じたことあります?

なんぼー:一昨年、とにかく鮨をたくさん食べるってことにチャレンジしたときも同じことを感じたよ。鮨って酢飯の上にネタが載ってるシンプルな料理だから、一見どれも同じように見えるんだけど、沢山食べている間に、酢飯の好みやサイズの好みが出てくるんだよね。

あやちゃん:へ〜!確かに、なんとなく好きなお鮨とそうでないお鮨あるけど、どうしてそうなのかわかってなかったかも。

なんぼー:それを、一定期間の中で集中的に何度も鮨を食べることで「これとこれの時は満足できたってことはこういうものが好きなんだな」と解像度があげて理解できるようになるんだよね。そうすると、その後は、最初から自分の好みがわかっているから、同じお金を出すにしても自分がより幸せになれる店を選べる確率があがる。

あやちゃん:なるほど!

なんぼー:より自分を幸せにする選択肢を選びやすくなるし、ということは無駄がなくなるんだよね。それに、鮨を楽しむということ自体もどんどん奥深くなっていくし。

あやちゃん:いつもルールは回数で設定してるんすか?

なんぼー:基本は数を決めてるかな。あとは「ほんのりできなさそうなことをやる」っていうことも決めてる。やることにハードルを感じることについて、数を積み重ねて慣れることで、可能性が広がると思っていて。

あやちゃん:慣れることで可能性が広がる。さっきの効率の話ですか?

なんぼー:それもあるし、あとは精神面でも負荷が減ると思っていて。例えば、徒歩10分の場所に行くとして、それがはじめての場所だったら、よく知っている場所よりも10分が長く感じることって無い?

あやちゃん:わかります!だけど帰りは短く感じる。

なんぼー:そうそう。それは初めての環境に緊張感を持っているからこそだと思っていて。だからこそ、数をこなすと、心理的な負荷が減って、もっと数をこなせるようになると思っているんだよ。

あやちゃん:確かに、環境に慣れてこそ楽しめる景色なんかもありますもんね。

なんぼー:あやちゃんは、海外旅行のときのこだわりあるの?

あやちゃん:えー、なんだろう。私はあんまり計画を立てるの上手じゃないんで、一個だけ「この写真を撮りたい!」とか「これを体験したい!」っていうのを決めて、あとはGoogleMapでピンしておいたところに適当に寄る感じっす。

なんぼー:めちゃくちゃ令和の子って感じだね。目的が「場所」でなくて「体験」になっているのも今っぽいし、情報を大量に持っておいて管理しているのも今っぽい。

あやちゃん:なんぼーさんは、事前に色々決めておくタイプっすもんね。

なんぼー:いや、それが決めすぎないのも大事にしててさ。

あやちゃん:絶妙なバランス!

なんぼー:目的地が混んでいる可能性があるから、プランBを考えておいたり、あやちゃんと同じように、事前に行くエリアについてGoogleMapでいくつか行きたい場所を調べておいて、当日は候補の中から行けそうなタイミングで行くようにするとか。

実際に一筆書きでいろんな場所を巡っているときに、思ったより道のアップダウンが激しくて疲れちゃって、想定していたより早いタイミングでご飯を食べることにしたこともあったよ。

あやちゃん:行きたい場所をGoogleMapで保存しておくの便利っすよね〜。

なんぼー:そうそう。ピンポイントに「ここで食べてここでコレ見て次に……」って調べて決めておくんじゃなくて、網で調べておくっていうか、バッファを持って調べておくのが大事だよ。それにあたって、GoogleMapは本当に便利。したいことの2倍くらいの量のことは事前に調べておいてるかも。

あやちゃん:なるほど!決め切らないために沢山調べ物しているの面白いっすね。

なんぼー:旅に不確実性はつきものだし、不確実性こそ旅の醍醐味だと思っているからね。不確実性をより楽しむ準備はしているかも。

あやちゃん:旅と不確実性…それを楽しめるのすごい!詳しく聞きたいです。

なんぼー:いいね、もう少し「不確実性を楽しむ」ことについて話してみようか。

<後半に続く>

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