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ジョグジャカルタからバンドンへ!超快適な鉄道旅

こんにちは!夫婦で世界旅行をしているナナワッティ・ななみです。

今回は世界遺産のボロブドゥール・プランバナンがあることで有名なジョグジャカルタからバンドンまでの移動について電車で行く方法をご紹介します。

ジョグジャカルタで世界遺産を満喫した私たちは、ジョグジャカルタとジャカルタの間にある街・バンドンへ向かうことにしました。実はバンドンは日本とも深く関わりのある場所なのです。

今回はインドネシア旅行では日本人が訪れることの少ないジョグジャカルタからバンドンへの移動手段についてご紹介します。


1、ジョグジャカルタからバンドンへの移動方法

ジョグジャカルタからバンドンへの移動手段としてはバスと電車がありますが、所要時間や快適さを考えると、電車移動が特におすすめです。

【バス】約10時間の移動時間がかかります。夜行バスを選ぶことで宿代を節約することができますが、翌朝3時着など深夜着の便があるようなので到着時間は要確認が必要です。

バスの場合

【電車】約7時間の移動時間がかかります。快適な座席や充実した設備で、景色を楽しみながら移動が可能です。

電車の場合

私たちは今回は電車移動を選びました。

2、費用と所要時間

  • 1人あたりの費用:Rp 430.000(約4,000円)

  • 予約したクラス:Executive (AA)

  • 所要時間:約7時間
    移動は長時間に渡りますが、電車内の設備が整っており快適に過ごすことができました。

  • 参考:私たちは午前8時11分発・15時着でした。
    ※ほぼ定刻通りの運行

3、電車内の設備

ジョグジャカルタからバンドンの電車移動は想像を遥かに超える快適さでした。

私たちが今回乗ったのはExecutive (AA)クラスです。
前日にネットで予約をしましたが、このクラスの3席しか空いておらず、選択の余地なく、エグゼクティブクラスを予約することになりました。

結果、このクラスを選んでとても良かったです。
最高の乗り心地、快適な空間でした。

電車内の様子
  • 広い座席:リクライニング可能で、足元もゆったり。ヘッドレストも左右で頭を支えてくれるので快適に寝ることができました。

神がかったヘッドレスト
身長150cmまでは足を伸ばせるフットレスト
PC作業もできる収納式テーブル
  • 電源タップ:グローバル対応のプラグだったため、日本のプラグもそのまま使えます。

どの形の電源タップもいけちゃう
大きなスーツケースも入る収納スペース
  • 食堂スペース:移動中に利用できる清潔なカフェのようなスペース。

車内の食堂スペース
  • 移動式の売店:ナシゴレンなどの軽食を注文可能で、価格は約400円前後です。

チキンとナシゴレン(400円)
  • Wi-fi:基本的なネットサーフィンには十分な速度。

個人的には日本の新幹線や飛行機のレベルを優る快適さでした。
とくにヘッドレストは、すべての交通機関の座席に採用して欲しいくらいです(笑)

4、電車の予約方法

ここからは実際に電車移動を検討されている方へ参考になる情報をお届けします。具体的には、電車チケットの予約方法や改札の場所・座席についてです。

本情報が、ぜひ実際の旅の参考になると嬉しいです!

電車は事前にオンラインで予約が必須です。
私たちは以下のサイトを利用しました。

【予約に関する情報まとめ】

  • 予約サイトTraveloka ※クリックするとサイトへ遷移します

  • クラス:Executive (AA)

  • スケジュール:ジョグジャカルタ発8時11分発 → バンドン着15時20分

  • 一人当たりの費用:Rp 430.000(約4,000円)

  • 所要時間:約7時間


予約サイトについて

  • 予約サイト: Traveloka
    このサイトで簡単に電車のチケットを予約できます。出発日や目的地を選ぶだけで、いくつかのオプションが表示されます。

座席指定まで、予約サイトで完結します。非常に人気の高い区間と電車のため、ほぼ満席状態です。

場合によっては予約ができなかった人もいるという情報があったので、計画に余裕を持って、前もって予約をすることをお勧めします。

①出発地・目的地・日程・人数を入力
②いくつかの候補が出てきます

座席のクラスについて

電車の等級タイプがいくつかあり、私たちが利用したのは「Executive (AA)クラス」です。

エグゼクティブクラスの車内の設備は先述した通りで、すべての設備を使用することができます。

Executive(AA)-エグゼクティブクラス

実際にジョグジャカルタ→バンドンで乗った座席

ちなみに、バンドンからジョグジャカルタへの移動(3時間)はエコノミークラスに乗車しました。座席選びの参考になれば幸いです。

Economy-エコノミークラス

エコノミークラスの全体
実際にバンドン→ジャカルタで乗った座席

エグゼクティブクラスと比較して、足元は約半分のスペース。
リクライニングはそれほどできず、座席は硬め。長時間の移動は少々厳しいかもしれません。

バンドンからジャカルタへの移動(3時間)程度であれば問題ないと思います。

電源タップとドリンクホルダー

座席の設備は、電源タップとドリンクホルダーのみ。
フットレストなどは設備されていません。Wi-fiも確認することができませんでした。

エコノミークラスの御手洗い

エグゼクティブクラスに比べて、トイレの広さは半分でした。
衛生的で綺麗ではありますが、少々狭かったです。

5、電車の乗り方について

チケットの発行方法

(1)予約
Travelokaにて予約完了後、traveloka.comよりPDFファイルが添付されたメールが届きます。そのPDFを開くとバーコードが記載されています。スクリーンショットを撮っておくと、出発当日が便利です。

PDFファイルに記載されているバーコード

(2)チケット発行
駅の発券機でメールに届いていたバーコードをかざして、チケットを発行します。発券機は駅の改札の左横にあります。

バーコードをスキャンするだけ
駅の発券機から発行されたチケット

(3)改札へ進む:改札へ進むと、駅員さんが立っています。発行したチケットを渡し、駅員さんに端末でチケットを読み込んでもらいます。

(4)プラットフォームへ進む
チケットの列車・座席番号に従って、指定の場所へ座ります。


チケットの見方

車両番号や座席のシート番号は、発券したチケットの右の真ん中に書いてあります。

EKSというのは、Executive (eksekutif - Eks)の略称のようです。
エコノミークラスの場合は(ekonomi - Eko)となります。

私たちが乗った際は、一番後ろの車両から4両がエグゼクティブ車両でした。

【要注意!】ジョグジャカルタ駅の改札場所について

長距離列車と短距離列車の乗り場が違います!

ジョグジャカルタ駅には大きく二つの入口があります。
長距離列車用と短距離列車用の改札です。

長距離列車の改札に近いのは東口です。誤って西口に行かないよう注意しましょう。Grabタクシーなどを利用する際は、必ず下記の場所を目的地として設定しましょう。

⚠️改札の位置情報はこちら(Google map)

6、私がバンドンを訪れた理由

私は、1ヶ月間インドネシアを旅をしていく中でさまざまな歴史を学びました。バリ島やボロブドゥール・プランバナン遺跡など文化宗教から始まり、現代に向けて時計の針が進んでいくと、最終的にたどり着いたのは日本との関係性でした。

バンドンに残る日本軍の痕跡

私が今回、バンドンへ足を運んだ理由。それは第二次世界大戦中に、日本軍がインドネシアを占領していた痕跡が残る洞窟を見に行くためでした。

ジャングルの中に、息を潜めるかのように掘られた巨大な洞窟。

日本軍とインドネシア人によって掘られた洞窟です。

機械も使わず、すべて手で掘られています。この洞窟を掘ることはどれほど大変で過酷な作業だったことだろうか。

この洞窟に限らず、日本軍の占領下で一体どのようなことが行われていたのか。

私には知る由もありません。

終戦から約80年が経過した2024年のいま、戦争を知らない世代が増えてきた現代社会において、これまでの歴史を知り、学び、その事実について自分で考えてること。

これからの未来を担っていく20代という立場である以上、これまでのさまざまな分野の歴史を知り、多面的に捉え、その歴史から何らかを学ぶことがまず私にできることなのかなと思います。

7、さいごに

さて!気を取り直して!
せっかくのインドネシア旅行!

車窓からの眺め

ジャワ島を横断するジョグジャカルタからバンドンへの旅は、快適な電車移動で、美しい風景を楽しみながらのんびりと過ごすことができました。

バンドンは、涼しい高原の気候とおしゃれな街並み、豊かな自然が融合した、インドネシアの隠れた癒しスポットです。

建築様式が特徴的なグドゥン・サテ

ぜひインドネシアを訪れる際は、バンドンも訪れてみてください!

そして、もしもご興味がある方は、バンドンを訪れる際は「日本の洞窟(Gua Jepang)」「オランダの洞窟(Gua Belanda)」にも足を運んでいただけると嬉しいです。

少しでも皆さんの観光や移動の参考になっていたら嬉しい限りです。

\ Youtubeでも紹介しました♪ /


本日も最後まで読んでいただきありがとうございます!

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