古今東西の「愛してる」:ひさしぶり 8 ナナタ-10秒で読める散文 2018年7月2日 19:31 夫は昔、声を失った。豪快という言葉が似合う人だったが、癌で声帯を摘出。以来笑うことの減った夫との夫婦生活は、決して簡単ではなかった。ある日、名前を呼ばれた気がして振り返ると、そこには夫の姿が。「愛してる」小さくて聞き取りづらい音。夫の照れた顔なんていつぶりだろう。ひさしぶり。===後記===つんくさんは、食道発声で、声を出せるようになったらしい。伝えられる時に、伝えたいことを伝えましょう。☆このシリーズの詳細はこちら ダウンロード copy #小説 #日常 #夫婦 #超短編小説 #140字小説 #声 #癌 #夫婦生活 #30秒少説 8 予想以上のサポートに驚いています!皆さまありがとうございます。 少しでもnote上で還元できるよう、ファミレスでのドリンクバー代に変えて、がんばります。 サポート