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古今東西の「愛してる」:昼過ぎの教室で

小太りの男性教師が、黒板に数式を書いている。

男しかいないのこの教室で、何人が真面目に見ているんだろう。

そんなことを思いながら、前方に座る彼氏に視線が行く。

「愛してる」

昨夜の、デートと言うにはお粗末な時に彼は言った。

僕らは、紙切れ一枚で認められる関係よりも、強い何かで結ばれている。

===後記===

自分の学生時代を思い返すと、こういった感情を抱いている子はいなかったように思うけど、いたんだろうか。

今は、より多様性が認める動きが強まってはいるけれど、マイノリティであることには変わりなく。だがそれが、より強い気持ちを作っていくのかもしれない。

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