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古今東西の「愛してる」:最愛

「愛してる」

平均的なルックスとそれなりの稼ぎを持つ男が、指輪を取り出そうとしている。

緊張のせいでぎこちなく動く大きな体躯。

その様子を眺めながら、昨日の夜を思い出す。

顔も覚えていない男の低く艷やかな声が、脳内を駆け回る。

「愛してる」

最も愛すると書いて、最愛。

私の最愛はどこだ。

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