古今東西の「愛してる」:しとしと雨
幼い頃、いつも公園で遊んでいた僕には、隣町に住む友達がいた。
ある日2人で遊んでいると、急な雨に襲われ、急いで土管で逃げ込む。
しとしと雨を眺めながら、彼女は言う。
「ねえ」
「なに?」
「愛してる。」
「え」
当時の僕は、この言葉の意味を知らなかった。
毎年、この季節になるとほのめく後悔の念。
===後記===
鬱陶しいこんな雨も、どこかでは、誰かに近づくための口実になっている。
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