古今東西の「愛してる」:ビサイド
僕が言葉を喋れたら。
何度そう思ったことだろう。
生まれたばかりの頃、泣き止まないキミのために呼ばれたんだ。
初めて1人で寝る夜も、友達と喧嘩した日も、お母さんに怒られた時も。
キミは僕を隣において、話をしてくれたね。
僕が言葉を喋れたら
「愛してる」
って言うのに。
人形のくせして欲張りかな。
===後記===
「八百万の神」じゃないけど、生き物じゃないものにも感情があるのではないかと考えてみる。
まるで某映画を彷彿とする物語だけど、こんな魔法なような体験をしてみたいとも思う。
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