やさしい言葉を書きたい。
今、ありったけの力で、やさしい言葉を書きたい。
語彙力のなさ、勉強不足を後悔している場合ではない。
不安や怖さはその人にしかわからないものだけど、それでも何かしたいと思う。でも、私には何ができるのだろう。そんな考えばかりめぐる。
突然のことに、涙をこらえてメッセージを送った。でも、それでよかったのか。今でも迷いはあるけど、届けたかった。少しでも力になりたかった。
どうしたら、もっと、やさしい言葉が書けるのだろう。
少し前、私が会社員を辞めたばかりのころ。私は軽い人間不信だった。当時はあまり自覚はなかったけれど、今思えば周りの人を信じられなくなっていた。
自信はなくなっていたし、やさしくなくなっていた。他の人に対しても、自分に対しても意地悪で、自分を肯定する力は過去最低まで落ち込んでいた。
それが普通になっていたから、そのまま1人で在宅のWebライターを始めたいと思った。1日誰にも会わずに仕事をすると、快適だった。でもしばらくすると強い孤独を感じるようになる。
書いても、書いても終わらない。時間だけが過ぎていくこともある。技術の面でも、収入の面でも、これからの自分はやっていけるのだろうかという不安。押しつぶされそうだった。
そんな時に、藁にもすがる思いで参加したのがライタープログラムだった。プログラム中は緊張感があって、打ち解けた交流はできなかったけれど、仲間という存在の大きさを知った。そして、プログラム終了後には気軽な交流ができるようになった。
コミュニティのメンバーというのは、本当にめぐりあわせだと感じている。私が参加した7月期は、それぞれ違うのに、どこか似ていた。今私が参加している他のコミュニティのどれとも違う。なんだかホームのような存在で、いつも家族のようにあたたかい。
私が落ち込んだ時は、一緒に落ち込んでくれる。良い報告ができたら、自分のことのように喜んでくれる。まだ知り合って数カ月だし、顔を合わせて話したのは5.6回ほど。それもオンラインでの対面しかない。
それでも毎日メッセージのやりとりをしたり、近況を知って、切磋琢磨しているうちに、なくてはならない場所になった。かけがえのない場所というのは、こういう場所のことを言うのだろう。
つながりが私を勇気づけてくれて、行動させてくれた。背中を押してくれていた。仲間が大丈夫と言ってくれるから、無理だと思った場所にもチャレンジできたと思う。いつのまにか、私にやさしい気持ちを思い出させてくれた。
だから、仲間になにかあったら支えになりたいと思う。
数日前、久しぶりに顔を合わせた仲間たちと、みんなでnoteの「#やさしさにふれて」のお題について書こうという話になった。
私がまっさきに賛成したのは、みんなのことを書きたかったから。
本当に大好きな仲間。私にとって、やさしさにふれた場所だった。
思ったような記事にはできなかったし、タイミングも違くなってしまったけど、今どうしても書きたかった。
言葉では伝えきれないほどの気持ちを胸に、その場所を守りたいと思っているよ。