縫い目のない靴下のこと
靴下のつま先にある「縫い目」。靴下をつくる私たちが思っている以上に、苦手だと感じている人が多いようです。
最近、問い合わせが増えている「縫い目のない靴下」について、紹介も兼ねて記事にしてみました。
「小さなストレス」は我慢しがち
靴を長時間履いていると、足の指が痛くなる。
それは、サイズの合わない窮屈な靴を履いているからか、靴下の縫い目が当たって痛いのか。靴下を脱ぐと指が赤くなっているけど・・・。
私たちは、そんな「小さなストレス」を我慢してしまいがちです。
ナナソックスが「縫い目のない靴下」を開発してから、既に3年。
「やっと辿り着きました」と言って「縫い目のない」靴下を見つけてくれたお客様を思うと、もっと早くにお伝えできていればと反省するばかりです。
我慢できる「小さなストレス」も、ストレスはないに越したことはありません。
多様なニーズに対応できる時代
編機も進化し、技術も蓄積して、ものづくりも多様なニーズに応えられるようになりました。「縫い目がない靴下」も「縫い目がゴロつかない靴下」も、今はつくれるようになっています。
「痛い」「かゆい」その他もろもろ。素材と編み方で、ほとんどのお悩みは解決できる時代。小さなストレスも我慢する必要はありません。
縫い目のない靴下ってどんなもの?
「縫い目のない靴下」は、一般的によく見かける靴下とは、違う編機を使ってつくります。履き心地も独特。「縫い目のない靴下」を履いたことがない方に、この靴下の特長を少しお伝えしたいと思います。
縫い目が当たらない
無縫製で編み上げているので、裏側にも縫い目がありません。
締め付けない
元々、「縫い目のない靴下」は「締め付けない靴下」でもありました。
セーターを編む編機と同じ、横方向に幅が出る編機でつくるので、ズレにくく締め付け過ぎない、程よい締め付けの靴下に仕上がります。
足指の動きを妨げない
指の部分が横方向によく伸びるので、指が窮屈にならず、しっかり使えます。
足を靴下に合わせるのではなく、靴下が足の動きに馴染んでくれる感じ。
「裸足」に近い感覚という方が、わかりやすいかも知れません。
足を整える
「縫い目のない靴下」は、縫い目が当たらないことが一番のメリットですが、ナナソックスではもう一つ、「足指の動きを妨げない」機能にも注目をしています。
足の裏にはアーチがあり、そのアーチが地面からの衝撃を吸収する役割を担っています。足の指が使えているとアーチは役割を果たしますが、足の指が使えていないとアーチは衝撃を吸収してくれなくなります。これが、積み重なり、腰痛や膝痛などの不調につながるのです。
靴を足に合ったものにする。靴下は足指の動きを妨げないものにする。足指の筋力をつける、などなど。ぜひ、足を整えることを実践してみてください。
まずは、「足の指で地面をつかむ感覚」を意識することが第一歩です。
ナナソックスでは、この度、以前からご要望の多かった、子供用の「縫い目のない靴下」をラインアップに加えました。
ストレスなく靴下を履いてほしい、成長期の足を大切に育てていってほしい。
そんな想いでつくりました。
子供の頃から「足を整える」習慣を身につけていってほしいです。
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