小説風ゲームプレイブログ📜|Fallout76🛢️荒廃した世界で私は商売がしたい💰ログ7:CM放送
不測の事態が起きたが、なんとかラジオ塔についた。
ふぅ、と一息ついて立ち止まると、道の真ん中に誰かが創作したかのように作り込まれた人型の石像があった。
近づいて見てみると、黄緑色の結晶のようなものが所々から生えている。
本物の人間の様に作られているそれは、何でこんなところにあるのだろうか。
まぁ、無法地帯の荒廃した世界だ、道のど真ん中に作品を置いても誰も文句は言うまい。
私がジッと見ていたら、まるで寿命が尽きたかのように石像が崩れた。
辺りに黄緑色の粉塵が舞う。
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリッーーーーーーーーーーーー。
Pip-boyに内蔵されている放射能計測器が激しく反応した。
私は素早くその場から離れる。
危なかった。
なんだ?罠か?
私はもうこれ以上、関わらない方が良いと判断して足早に去るーーーー。
ラジオ塔を囲うフェンスのあたりまでたどり着くと、開きっぱなしの入口に人影が見えた。
私は近くにあった大きな廃車の物陰に身を隠す。
ゆっくりと顔を覗かせると3人ほど確認ができた。
私の隠れている所からピストルで倒すとしたら外にいる奴、一人だけだ。
だが、消音が付いていないこのピストルでは気づかれてしまう。
かと言って、隠れながらラジオ塔に侵入しようとしても辺りは石だらけで僅かな茂みしかない。
どうするかーーーーーーーーーーーー
まぁとにかく、わずかだが、茂みに隠れて様子を伺うしかあるまい、それでいこう。
私はなるべく連なっている草むらの茂みを探しながら、ラジオ塔を一周するように様子を見た。
しゃがみ歩きをしていると、この建物の裏側にたどり着く。
そこにも裏口があって扉も開けっぱなしだ。
中の様子が見える。
じっくりと観察していると、本来ならそこへ忍び込みたいところなのだが、運悪く、誰かが来た。
もどかしい気持ちを抑えつつも様子を見ていると、どうもこの建物を占拠している人間がおかしい。
何か独り言を言っているのだけど、声がしわがれた声をしている。
肌もダッチェすのBARに居たモーリー以上に肌が焼けただれている様に見える。
頭からはさっき見た石像から生えていた黄緑色の結晶が突き出ている。
彼らは一体、何なのだろう。
もしかしたら、寿命が尽きる前に石化してしまうのかもしれない。
ともかく、私は裏口の近くにいる奴の気をそらすためにそこら辺の石を投げた。
遠くの方で音がすると奴は音に反応して動いた。
うまく誘導できたらしい。
その隙きに素早く裏口から中に入る。
中は、無機質なコンクリートの壁と錆びた棚や工具が散乱していた。
部屋の中央には古びたターミナルの機械があった。
そこへこのホロテープを読み込ませるのだろう。
だが、その前に、正面の入り口にいた奴を始末しなくては・・・・。
私はソッと奴の背後に忍び寄ってマチェットを振り下ろし音を立てずに始末した。
なんだか自分が気が触れたような気分になる。
法も秩序も無くなったこの今の世界、殺しも生きていくには必要なこと。
だけど、あまりにも私の倫理観が私を責める。
うるさい!無法地帯の荒廃した世界に倫理は通用しない。
首を振って頬を叩きテープを青色のターミナルに読み込ませた。
ラジオ塔からテープの音源が流れる。
【お客様、ご注目を。新たなビジネスが誕生しました。クレーントレジャーハンティング社を探してください。商品やサービスを交換する会社です。看板についていけば…お宝へ…】
ふぃ、これで計画その1は終わりだ。
後は、無事にダッチェスのところへ戻るだけだ。
と、安堵した瞬間だった。
背後からシャーッという声がする。
私はとっさに身を投げるようにターミナルの機械の横へ飛ぶと、それを滑るようにオノの刃が弧を描く。
残りの奴らに気づかれてしまった。
外からはショットガンを構えている奴が目視で確認したのでターミナルの機械を盾にした。
私はピストルを構えて冷静に照準を合わせる。
一発目、相手の頭部に向かってピストルを放ったが、あまりにも早くこちらへ駆け寄ってくるので急所を外してしまった。
またオノが振り下ろされる。
その刃が私の額を軽くなでた。
ゔっ、と小さく唸りながらも痛みに耐え、目の前の奴を思いっきり蹴り押した。
運よく今まさにショットガンを放とうとしていた奴に重なり、二人は床に倒れる。
私はすかさず、奴の手から離れたショットガンを手にして、何発か打ち込んだ。
二人は動かなくなった。
すっと私は力が抜けてしまい、その場で座り込んだ。
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最後まで閲覧いただきありがとうございました🙇✨✨
これからの荒廃した世界で私がどう生き抜いていくか、
次回をお楽しみに🖐️😃🏵️🏵️
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