人生に一つ心残りがあるとしたら?
昨日『人生は20代で変わる』というTEDで有名なメグ・ジェイさんの本を完読した。
セラピーしてきた数多くの例を紹介しつつ、Daigoみたいな感じで科学的な根拠を基に、20代がいかに人生において大事な時期なのかをひたすら語っている。
オススメ度★★★★☆くらい(笑)
ずっと気になっていた本だったので(メルカリだけど)買えて読めてよかったっていう感じ。ちょっとかいつまむと、
・定職に就きなさい
・ライフプランはいくら早く練っても早すぎるということはない
・失敗や、アクションを起こした経験が蓄積されて自信になる
等。わたしが今覚えている、けっこうおもしろいな~って思った部分。
三つ目とか特に。よく自分に自信ないです~って人いますけど、自信がつくだけの成功体験が少ないだけなんだね、と。
あとは、
・あえて大人という立場に挑み、意識的に行動する
・自分が知らないことや体験していないことによって物事を決めつけない
うんうん、っていう感じ。大人になること、自分の人生についてあれこれ考えることで、初めて大人になれる、とねえ。
また、本の中に、「進路や就職先を選ぶことは、選択肢を狭めてしまうことで怖い」と語るアイアンっていう男の子が出てきて、すごく個人的に共感していました。
文から引用すると、
無限の可能性があると、逆に方向感覚が失われ、重圧に耐えきれなくなるのでしょう。ひいては、それが幻想と空想に続く扉を開くことになります。・・・一つのキャリアを歩み始めると、それ以降数十年間、同じことの繰り返しになると彼は予想していました。一つの具体的な事柄にイエスと言ってしますと、興味の対象や自由な人生から離れてしまうのではないかと恐れていました。むしろ逆です。・・・
そう、逆。
何かを選ぶことは一見退屈に見える方法で自分の人生を計画しているみたいだ。自分に会っていそうな目的、興味に会っていることを追求するための選択は退屈。でも何かをえらぶっていうことはある種の解放をもたらしてくれる。
いい人生を送る方法は面白いものじゃなくて、意味のあることを追求するということ。
すごく参考になります。選択肢が多すぎて将来を選べない、選んでしまうのが怖い、という(贅沢な?)悩みを抱えていたので。
私の将来の夢一覧の中に、将来2-3年ずつくらい世界中のいろいろな場所に移り住み、たま~に日本に帰ってくるっていう生活をしたいっていうのがありますっていろんな人に話していたのだけれど、
仕事、結婚、子育て・・・そういうことを全く考えていないことに気づいてしまった。老後かな・・・(笑)
さて。
本日のタイトルは最近思うことなのですが、
インターナショナルスクールに通ってきて、英語だけが得意科目で、大学とか全て英語、グローバル、国際etcのキーワードの場所を選んできたことからもわかるように、私のアイデンティティの大きいものの一つに「英語」があるなぁ...と。
だからこそ最近思うことは、海外の四年生大学に行っていたらどんな風に人生が変わったのだろう、と。(この大学に入ったことは全く後悔していないし、この大学に行かなければ出会えなかった仲間にも大変感謝しています、もちろん。)
ただ、どうなったのだろうか、って素朴に疑問に思うんだよね。
高校の時は全くそういう考えがなかったもん。公立小中高で育って、言ってしまえば、かなりドメスティックな環境で育ってきたわけではあるけれど、まあまず海外の大学に行こうなんて脳みそはなかったよね。大学三年生の今こんなことを考えているだなんて思いもしなかっただろうな。
国際系の、もっと型にはまらない高校行っていたらまた変わったのかな...なんて。
2人の兄姉と同じ大学にほとんど流れで入学したけれど、他の選択肢はあったはず。私の視野が狭かったのかな。
なんでこんなことを突然思うようになったかというと、台湾留学についての特集をNHKかなんかの番組で目にしたから。
台湾留学の学費40万/年+食費や生活費は3万/月ですって。なになに、年間だと合計80万円くらい?・・・びっくりですよね。
わたしなんて大学に150万円ちかくお支払いしているのに...
しかもオンライン授業。zoomで授業する先生はまだしも、20分程度の動画をぽっと投下するだけの教授もいる。(※本来90分授業)
学費泥棒と言われるのも当たり前だよ・・・
3年生まできてしまったから今更中退する勇気もないけれど。やり残したこともあるし。
でも、正直ここにいる理由を感じていないのも事実で。
そんな葛藤の渦の中にいます。
数年企業で働いて、台湾留学して中国語マスターして、世界の人口の半分以上の人とお話できるようになって帰ってきて、働いて、結婚して、子育てして、退職して、旅行しまくろうかな・・・
夢見すぎかな?????