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【プペルとルビッチが見た星空】

※去年の11月にホームレス小谷さんともんちゃんがパラオへ来てくれた後、下書きを書いたものの、なんだか訳もわからないうちにあっというまに2カ月連続でパラオへ来てくれることが決まり、バタバタしてたらお蔵入りになってた下書きを掘り起こしての投稿。w  #熟成下書き

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ホームレス小谷さんともんちゃんが初めてパラオに来てくれると決まったとき。絶対に見せたい景色と、撮りたい写真が頭の中に浮かんだ。

パラオの星空。

パラオの星空は自慢できる星空。世界で1番空気がきれいとも言われるこの国で、2人に星空を見上げて欲しかった。

空という巨大なスクリーンに広がるプラネタリウムを貸し切りにしたような空間。この贅沢な空間に佇んで、ただただパラオを感じて欲しかった。

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2人は去年結婚5周年を迎えたんだって。撮影の合間も、歌ったりじゃれ合ったり、一瞬一瞬を楽しんでる。お互いを大事にしてる。その光景がとても微笑ましくて印象的だった。


普遍的でいつまでも凛と輝き続ける星空と、そんな2人の生き方が、リンクしたような気がした。自分らしく輝ける場所で自由に輝けばいい。誰に何を言われても、ブレない軸がある。それがカッコいい。


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星空を見に行った場所は、バベルダオブ島のとある高台。舗装されてない道をただただひたすら進んで進んで…途中で道に迷いながらやっと辿り着いた場所。(行くまでのストーリーがある分、感動もひとしお!)

この夜は、珍しいぐらいに雲が無くて。新月明けで。稀に見るコンディションの良さ。

草が生い茂ってるその場所には、たまたま木が一本立っていて。こんもりまるまるとしたそのシルエットがとても可愛かった。

プペルの絵本の、あのシーンに似てると思った。

プペルとルビッチが煙を抜けた瞬間のあのシーン。

プペルとルビッチが煙の先に目にした景色。

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この場所で写真を撮ることにした。

生い茂る草をみんなでよけてカメラの置き場所を作り、小谷さんともんちゃんにカメラボックスの上に立ってもらって、何度も何度も調整して撮り直した。

あの瞬間はみんなが1つの目的に向かって団結してた気がして、最高な時間だったと思う。

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完成した写真を見た時、正直驚いた。

みんなで生み出した奇跡の一枚。色んな奇跡が重なった一枚。

まるでプペルの絵本の中に入り込んだような2人が向き合ってる写真。お互いを大事に思っているのが写真から滲み出ていて、愛おしいなと思った。

このとき2人が見た星空は、プペルとルビッチが見た星空と同じだったんじゃないかと思う。

絵本のあのページ、再現出来てるかな?


「この星空に会いに、パラオへ来てくれる人が1人でも増えますように…」

あのときみんなで見た流れ星のひとつに、そんなお願いをしたんだよ。


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