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新しい土地で1人になって自分だけの部屋で大の字になった時、初めてちゃんと深呼吸ができた気がした。ようやく手に入れた自分だけの場所。 そしてこの新しい土地での生活もいつか終わりを迎えることは分かっていたし、きっとそれは必然で、あまりにもあっさりと地元を離れられてしまったように、いやそれ以上に淡白なものになってしまうと思い込んでいた。 カメラと写真などというものにハマり出会った彼らは、そんな私の感情をガラリと変えてしまったのだ。 何をするでもなく集まっていつまでもしゃべる女