マガジンのカバー画像

書くことは、思い出からの卒業。

22
運営しているクリエイター

2019年12月の記事一覧

コーヒーと彼女。

冷めると味がかわってしまうから、ゆっくり飲めなかったホットコーヒー。時間をかけて飲み干すようになって気づいたことは、変わっても愛を持ち続けられるか、なんて当たり前の問いへの答え。 … 嫌いなものには目も当てられない。負の感情ばかり募る自分が嫌になる。それでも見ていたい、向き合いたいと思ってしまうものがあるとしたら、それは触媒以上ではないか。 そんな過去の直感を、彼女は信じ続けたかっただけだと思う。 険しい顔で答えのない問を繰り返す喫茶店で。今日はミルク入れたら、とカ