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「文学フリマ岩手9」D44「Holy Circus 出張公演」の傾向と対策

筆者「留一君、いい見出し画像だねえ」
留一「これ某予備校のパロディですよね!?」
筆者「あ、よく気づいたね」
留一「またなんでこういうのを……」
筆者「同人イベントたるもの、少しでも来場者の目を引くポスターを作っておこうと思って」
留一「じゃあこれも文学フリマ岩手9に持っていくんですか」
筆者「そのつもり。全体図は見てのお楽しみということで(ほぼ見えていますが)」


筆者「まあ画像はともかくとして、今日は頒布する作品を紹介しようかと」
留一「新刊プラス既刊全部ですか」
筆者「そうしたかったんだけど、今回は厳選して4点とする」
留一「全部じゃないんですか……」
筆者「まあそんなに気を落とさず、数は少ないが精鋭揃いだから」


『共通テストの役に立たない倫理問題集 2024年度版』(500円)

『共通テストの役に立たない倫理問題集 2024年度版』

留一「新刊ですね」
筆者「倫理問題集シリーズの最高峰です
留一「大きく出ましたね」
筆者「いちばん完成度が高いし、いちばん楽しく書けた」
留一「期待してもいいですか」
筆者「もちろん」


『七(年)生です』(500円)

『七(年)生です』

留一「デビュー作ですね」
筆者「そう、大学時代を回顧して書いてみたエッセイで、題名は「ななおです」と読む」
留一「一言で紹介するとしたら?」
筆者「"恥の多い生涯を送って来ました"
留一「それ太宰治ですよ!?」
筆者「でもやっぱり、どれだけ肯定的に捉えたとしても遠回りの恥ずかしさは無くならないよ」
留一「ですよね……」


『エクストリーム7年生』(500円)

『エクストリーム7年生』

留一「出ましたね、三留さん唯一の小説」
筆者「そう、言うなれば大学7年生が活躍するアンチヒーローもの
留一「なんかわけわからないんですけど……」
筆者「準主役がそんなことを言ってどうする」
留一「いやでもやっぱり、わけわからないですよ」
筆者「そう言う君こそ」
留一「ネタバレはやめましょう」
筆者「おっと、そうだった」


『共通テストの役に立たない倫理問題集 2020年特別号』(無配)

『共通テストの役に立たない倫理問題集 2020年特別号』(無配)

筆者「最後は無配をひとつ」
留一「ということはチラシか何かですか」
筆者「何を言う、全12ページの問題集だ(別紙解答つき)」
留一「なんでそれが無料なんですか!?」
筆者「2020年と言えば、新型コロナで同人イベントが次々と中止になっただろう」
留一「たしかに、そうでしたね」
筆者「そこでいつもお世話になっている印刷所さんを支援すべく、大問一つの25点満点という簡素な構成で依頼したんだ」
留一「ということは、頒布目的ではなかったんですか……?」
筆者「そうだよ」
留一「だからって無料でいいんですか!?」
筆者「最初からお金をいただくつもりはないから」
留一(とんでもない人だ……)



「文学フリマ岩手9」会場配置図

筆者「ということで、6月19日に開催される「文学フリマ岩手9」で頒布(配布)する作品を紹介しました」
留一「イベントが楽しみですね」
筆者「そうだね。しかしD-44という「会場の賑わいに背を向けて受付を見続けなければいけない悲哀に満ちた場所」で……」
留一「いやだからそれ被害妄想ですって!?」
筆者「たしかに、失礼しました」

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