毒舌 すっぽん三太夫 「『ら抜き』言葉も今や多数派 “正しい日本語”漂流の果て」
二〇一六年に遡る。
あの年の九月のこと。文化庁の発表はいささか衝撃だった。
ついに「ら抜き」言葉が多数派となったという。言葉もまた時代とともに変化するものなのだから、あらゆる「正しい日本語」も、時間の流れのなかでは所詮は暫定的なものでしかないのかもしれない。
それを十分に理解したうえで、しかしどうしても気になってしまうものがあった。
「づつ」なる表記である。
これが都内から地方まで広範囲に増殖著しい。
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