【初心者投資家の読書(12)】入社1年目の教科書
休日の読書として、新社会人が読むべき本としてよくおすすめされる「入社1年目の教科書」を読んでみました。
この本は東大出身かつハーバードでMBAを取得した天才の著者が、4度の転職を経て身に付けた仕事に対する心構えを紹介しています。
まず冒頭で、社会人になる上での3つの原則を紹介しています。
・頼まれたことは、必ずやりきる
・50点で構わないから早く出せ
・つまらない仕事はない
その後、
・何があっても遅刻はするな
「社会人として当たり前のことを、ちゃんとやれる人物か」をまず見られる
など、ビジネスパーソンとしての50の行動指針を解説してくれています。
読んでいてなるほどと、ハッとさせられるトピックがいくつもありました。
ただ・・・
2011年に出版された本なので、社畜精神を助長していたり、紙の新聞を2紙取って情報収集することを推奨していたり、時代遅れとも言える解説も含まれています。また著者の環境だったから言えることなのではとも思う内容も混じっています。
上記の理由から全てが読者の人の役に立つ情報とは言えませんが、取捨選択して活用すれば有益な本だと思います。
サクサクっと1時間ほどで読める本なので、新社会人の方はぜひ手にとってみてください。
著者
岩瀬大輔さん
ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長
1976年埼玉県生まれ、幼少期を英国で過ごす。1998年、東京大学法学部を卒業後、ボストン コンサルティング グループ等を経て、ハーバード経営大学院に留学。同校を日本人では4人目となる上位5%の成績で修了(ベイカー・スカラー)。2006年、副社長としてライフネット生命保険を立ち上げる。2013年6月より現職。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」選出。株式会社ベネッセホールディングス社外取締役。
内容紹介(Amazonより)
新入社員が仕事を進める上で大切な「仕事の3つの原則」と具体的な50の行動指針を1冊に凝縮!
仕事の原則1「頼まれたことは、必ずやりきる」
仕事の原則2「50点で構わないから早く出せ」
仕事の原則3「つまらない仕事はない」
ビジネスパーソンとしての第一歩を踏み出すための心構えは、ベテラン社員でも実践できていないものが多く、新社会人をはじめ、後輩・部下を指導する人、転職・異動1年目の人、仕事の取り組み方を見直したい人まで、幅広い層に支持されている。また、上司が部下に、親御さんがお子さんに、先輩が後輩に贈る本としてもおすすめだ。
ほかにも、短大・大学のキャリアデザイン学科で教科書採用されたり、内定を手にした高校3年生や専門学校生、短大生・大学生・大学院生などが「準備」のために読んでいたりと、年々、読者層は広がっている。
勉強メモ
・メールは24時間以内に返信する
対応が早いだけで2割増の評価を得られる
「明日までに返事をします」「これからやります」など途中報告でもいい
用件を冒頭に置く
・「何のために」で世界が変わる
仕事を依頼された時、真っ先に聞くのは「いつまでか」
いったん「分かりました」と答えた上で、その上で「何のためにですか?」と聞く
丁寧に質問しても「いいから、やれ」と上司に言われたら。
「もちろんやります。でも、お聞きした方がいい仕事ができると思いますので、差し支えなければ、なんのために使うか教えてください」
・質問はメモを見せながら
・頼まれなくても議事録を書け
・まずはアポを取れ
・英語を読めるように(日本語と英語の情報量は1:100)
・仕事は根回し
・結論から先に書く
・営業マンは明日のこと、部長は1ヶ月後のこと、社長は5年後のことを考えている