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安心して自分らしくいられるチームへ。nanaのデザイナーは“対話”のできる組織を目指す

nana musicには、さまざまな経歴を持つ人が在籍しています。「nanaな人々」はそんなメンバーの素顔に迫る企画。今回ご紹介するのはデザインチームの大木 綾子(別称、やまねむさん)と渡邉 亜衣莉(通称、なべちゃん)です。

nana boxからインタビューを依頼したところ「顔出しは少し恥ずかしいのでお面をつくります!」と答えた2人。当日は手づくりのお面を持参し、颯爽とインタビューに現れました。

微妙にリアルなお面に若干圧倒されつつも、2人のこれまでのキャリアやデザインチームの特徴、nana musicで達成したいことなど、たっぷり聞いてきました!

プロフィール(左から順に)
渡邉 亜衣莉...2018年入社。ウェブメディアのデザイナーを経てUIデザイナーへ。カラオケは苦手だが「nana」は大好き
大木 綾子...2017年入社。前職ではUXデザイナーとして働いていた。Slackに「酒」チャンネルを作成させるほどの酒豪

2つの“猫のお面”が物語るデザインチームの個性

──まずはお面からツッコませてください。なぜどちらも人間ではなく猫なんでしょうか...?

やまねむさん:デザインチームのSlackチャンネルで、私となべちゃん、もう一人のメンバーのにっしーも、アイコンを猫に設定してたんです。それならお面も猫にしようってなべちゃんと話してて。

──そうなんですね..!デザインチームは猫好きが多いんですか?

なべちゃん:猫好き...ですね。あと、デザインチームのメンバーそれぞれが猫っぽい、自由気ままなところはある気がします。

やまねむさん:確かにみんなマイペースだよね。仕事では協力して頑張るけど、それ以外の時間は、良く言えば「個性を大事にする」、悪く言えば「協調性がない」のかも(笑)

──確かに2人のお面にも個性が溢れてますよね。特にやまねむさんのお面の毛並みがすごい...。

なべちゃん:これすごいですよね?「猫のお面にしよう」っていう話はしてましたが、昨日やまねむさんのデスクに置いてあるのを見かけたときは、普通の紙のお面だったので。今日、毛がついているのをみて驚きました(笑)

(画面右側がやまねむさんのSlackのアイコン)

ユーザーの心を掴むために欠かせない日々の勉強

──ついお面で盛り上がってしまいました(笑)そろそろ、デザインチームの2人が携わっている仕事について、詳しく聞かせてください!

やまねむさん:ウェブサイトやバナーなど、アプリ以外のデザイン全般に携わっています。デザインチームに所属はしてますが、マーケティングチームと仕事をする時間の方が長いかもしれません。

なべちゃん:わたしは「nana」のUIデザインを担当しています。どうすればユーザーにとってより使いやすく、かつ楽しいアプリにできるか。まだUIデザインの経験は浅いので、同じくアプリのデザインに携わっているにっしーさんにアドバイスをもらいながら、日々試行錯誤しています。

──にっしーとは他サービスのUIを研究する勉強会も開いてましたよね!

なべちゃん:そうですね。今も週一のランチミーティングで他サービスのUIを研究する勉強会を開いて、他社のアプリを研究してます。文原さんが一緒に参加することも多いです。

デザインチーム全体で勉強会をすることもあります。昨年は、やまねむさんが「ユーザーインタビュー」に関する勉強会を開いてくれて、個人的にとても勉強になりました。

──どんな内容の勉強会だったんですか?

やまねむさん:私は前職でUXデザイナーとして働いていて、「ユーザーインタビュー」にまつわるワークショップを開催していたんです。

そこで学んだ知識や手法をアプリに携わるメンバーとも共有したいと思い、デザインチームと一緒に「nana」ユーザーにインタビューを実施しました。

なべちゃん:どのように質問項目を設計し、仮説を立て、結果を分析するのか。ユーザーインタビューの基礎を学びました。

日頃からTwitterでユーザーさんの反応を見ているつもりでしたが、目の前で話している様子を見ると、より具体的に「どう感じているのか」が伝わってきました。

──Twitterの反応も、実際に会ってインタビューするのも、両方大切なんですね。

やまねむさん:Twitter以外の外部サービスのnanaコミュ二ティも見るようにしてます。というのも、同じ「nana」コミュニティでも、所属している年齢層や趣味嗜好、キャラクターが違うこともあるんですよね。「nana」のなかにも、年齢や性別、性格、好きな音楽の異なるコミュニティが沢山ある。

多様なユーザーが一緒に楽しめるのが「nana」の良さだと思っているので、デザインを考える上でも、色んな顔を思い浮かべられるようにしたいなって。

安心して自分らしさを表現できるチームをつくりたい

──「多様性を大切にしたい」というのは文原さんもよく言ってますよね。

なべちゃん:その考えには強く共感しています。私自身、セクシュアルマイノリティなので、子供の頃から周囲と違うことに孤独やコンプレックスを感じていました。

けれど、インターネットには、誰にも否定されず、自分らしさを表現できる場所があった。それが救いだったんです。そんな体験を「nana」を通じて届けられたら嬉しいですね。

──過去のなべちゃんのように、人との違いに悩んでいるユーザーの「居場所」でありたいですね。

なべちゃん:そうですね。最近は、ユーザーだけでなく社内のメンバーにとっても、nana musicが「居場所」になると良いなと思っています。

──社内のメンバーにとって、ですか?

なべちゃん:はい。今の私にとって、デザインチーム自体が、安心して自分の属性を出して、表現できる居場所になっていると感じていて。それは、「nana」がユーザーに届けるべき体験は何かをイメージし、デザインに落とし込んでいく上で、とても役立っているんです。

やまねむさん:中の人が「Everyone is a Co-Creator」というコーポレートミッションを心から信じた上で、ユーザーに伝えていく必要がありますよね。

デザインチームでは、どんなクリエイションであっても、その人なりの「正しさ」があるし、より良いアイディアを創発する可能性がある。そういった前提に立ち、対話するよう心がけています。その繰り返しを通してミッションを深く理解し、体現していけたらいいなと思っています。

“ちょっと変わった”nana music社員の真面目な素顔

──ここまで主にデザインチームの話を聞いてきましたが、nana music全体の雰囲気についてはどう感じてますか?

やまねむさん:優しい人が多いですよね。あとは、良い意味で、ちょっと変わったところがある。特定の分野を極めていたり、見た目と中身にギャップがあったり。

──やまねむさんとなべちゃんも、“ちょっと変わったところ”があるんでしょうか?

なべちゃん:やまねむさんは…あると思いますね。だって、お面を作ろうとして、こんなモフモフ付けようとしないじゃないですか(笑)

(モフモフの感触を堪能するなべちゃん)

やまねむさん:なべちゃんも、入社して間もない頃、急に黒髪から金髪になってたのは、ビックリした。それまで、大人しい人のイメージだったので、金髪に黒いサングラスをかけて出勤してる姿を見かけて、「ギャップだ...!」って(笑)

なべちゃん:当時は大人しくてあまり意見を言えないことが課題だと思っていたので、もう少し遊び心のある自分も知ってもらいたいな、と(笑)そこで、見た目に変化を加えてみようと思ったんです。

やまねむさん:その真面目さもなべちゃんの良さですよね。

──少し変わっているけど真面目、な人が多いのかもしれませんね。最後に、これからnana musicで成し遂げたい目標を教えてください!

なべちゃん:感覚頼りではなくて、適切に数値を分析し、論理的な仮説を元に魅力的なデザインをできるようになりたいですね。UIデザイナーとして力を磨いて、過去の自分を救ってくれたような、多様性を楽しめるコミュニケーションの設計ができたらと思っています。

やまねむさん:ユーザーに価値を届けられているか、その結果が反映されているかをしっかり見極め、プロダクトを成長させていけるデザイナーでありたいです。

もう一つは、デザインに対して社内の誰もが気軽に意見できる空気を維持すること。デザイナーが「デザイン的にこう」って断言すると、他の人が意見しづらくなると思うんです。デザインの思想設計、意図をちゃんと説明した上で、相手の経験や体験からなる異なる視点の意見も汲もうとすること、自分にみえていないかもしれないものを見ようとする仕草は、これからも忘れずにいたいですね。

──それはデザイナー以外も意識すべき姿勢ですね...。お面のインパクトと同じくらい学びの多いインタビュー、ありがとうございました!

(ジャケ写をイメージしてカッコ良いポーズをお願いしたの図)

キャラクターの異なるやまねむさんとなべちゃんでしたが、「多様なユーザーが共に遊ぶ場をつくりたい」という想いは同じ。「nana」というアプリだけでなくnana music社内でも、対話を重んじ、多様性を認め合う場をつくろうとしています。

そのために、日々勉強を欠かさない真面目な2人なら、個性を存分に発揮しながら、社内外に変化をもたらしてくれるはずです。

◎nana musicではデザイナーを積極採用中です!

個性あふれるチームで、ユーザーに寄り添うデザインを実践したい方、よかったら一度お話ししませんか?

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