心の弱さ、脆さが人との繋がりをつくる
昔から、友人と話す時、「自分は何ができるのか」「何において優秀なのか」といった話をするよりも、「こんな失敗をしでかした」「今、こんなことに苦労している」といった、情けない話をする方が居心地が良い。私の情けない話を馬鹿にせず、共感して笑ってくれる友人がいるから成り立つのだが。
私は自分のことは自分で決めたい決めたがり屋なので、こういうことはあったよ、と友人に報告はしてもあまり相談はしない。自分で決めて、データを貯めて、試行錯誤を一人で繰り返して前に進むようにしている。そういう性格なのだ。
ここのところ、忙しかったのもあるけれど、友人とあまり会えない日々が続いていた。時間を作ろうと思えば作れたのだが、何となく連絡をするのが億劫になり、会う約束が取れないでいた。そんな時に以下の櫻本真里さんのnoteを読んだ。
数ヶ月のことではあったけれど、このまま自分の殻に閉じこもってしまうのは良くないなぁ、と「自分の居場所」についてぼんやりと危機感を持ち始めた時だったので、ゆっくりと、時間をかけて読んだ。
そして、私は人との繋がり方について、あまり深く考えずにやってきたことに気付いた。自分にとって安心できる人との繋がり方や人との関わり方を、分析したり考えたりせずにきたから、無理がたたり、人に会うのを避けてしまう時期が来るのだ。相手にも自分にもストレスのかからない、気軽な関係を作れるよう、見直しをしなければなぁと、率直に感じた。
また、同じ時期に以下のTEDを聞いて、とてもホッとした。
こちらのTEDはブレネー・ブラウン氏の「傷つく心の力(邦題)」というものだけれど、人との関係性、つまり人との繋がりを持つことに成功している人は、自分の脆さ、弱さを受け入れているという研究結果について話されている。
自分の弱い面、脆い面はついつい周りの人に隠してしまいがちだが、それでは心から安心できる人との繋がりはつくりづらい。弱い面、脆い面を見せなければ、相手も私に安心してくれない。
まずは完璧ではない、自分の弱く脆い面を自覚し認めること。一人でこの作業をするのが難しかったら、コーチングやカウンセリングの人の力を借りるのも方法の一つだと思う。そして自分の脆く弱い面を受け入れたうえで、安心できる人との繋がりをつくっていくこと。少しずつだけれど、実践していきたい。
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