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曇りのない

「一緒にごはん食べてくれてありがとう」 ふたりで食事をして、そろそろ帰ろうかと立ち上がろうとしたとき、 そう言われた。目を見てまっすぐ。 私は何だか不意を突かれて、照れてしまって、 「うん。ありがとう」と笑うのが精いっぱいだった。 こちらこそありがとね~とか言っていつも通り流すことができなくて、 瞬時に噛み締めてしまった。 私はたぶん変な口角の上がり方をしていたと思う。 言葉を綺麗に、丁寧に口に出す人が好きだなあと思う。 そういう人が発した言葉が、また、言葉を大切に紡ぐ

    • 愛はどうやら3年で終わるらしい

      愛はどうやら3年で終わるらしい。 でも友情は50年、100年成立する可能性があるんだって。 だからと言って、長く続く方が貴重で大切なものなのかと聞かれると、それはまた別問題だと思う。 儚さが美しさになることもある。 桜とか、青春とか、雪とかいろいろ。 恋愛に儚い美しさを求めるかどうかは人によるけれど、儚く散るかもと思いながら、それでも誰かを好きになってしまうのって、それこそが美しいじゃないか、と思ったり。 そんなことは置いといて、 人は夢中になっている相手の写真を見たと

      • 重感情は恋か

        恋だったのかもしれない、とすら思えてきた。 彼女の一言一言が、心に刺さる時がある。 今日は、私の大好きなものの話をしたときに 真顔で、「誰の影響?」と言われた。 彼女とのこれまでの会話は、思いやりに溢れていて、お互いが好きで尊重している空気に溢れていた。私はそんな彼女のことが大好きだった。 初めてこんなに人のことを大好きだと思った。 だからこそ、最近の彼女の言動には敏感になってしまう。 私が幼少期からずっと大好きで温めていたもののことだ。あまり人にも話さない、神聖なもの