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自然な自分を好きになれたら


「そのアイコン、いいね」

久しぶりに会った友達に、LINEのアイコンを褒められた。そのアイコンは、このnoteと同じものだ。

そういえば、最近久しぶりに連絡をしてきた人に、「この写真好き」と言われることが多いような気がする。


本音を話すと、わたしは自分が笑った顔が嫌いだ。

あまり人には話したことがないけれど、写真に写る、口を開けて笑う自分の顔が醜すぎて、数秒も眺めていられない。

だから今までカメラを向けられたらすました顔を反射的にしていたし、なるべく口を開けて笑わないようにしていた。

よく考えたら、対面で人と話していても、笑うときは必ず手で口を隠して笑うのが癖になっていたな、と今気づいた。

この写真は、その中でも異例中の異例で、自分自身も気に入った写真だった。

母にも「こんな表情、珍しいね」と言われるくらい、ナチュラルに笑うことができている写真だと個人的には思っている。

そして思い切って、プライベートもSNSも、アイコンをすべてこの写真にした。


このことを彼女に伝えると、こんな言葉が返ってきた。

「自分の近くにいる、親しい人たちって、案外こういう笑顔の写真をいいねって言ってくれるものなんだよね」

彼女自身も、一度笑顔の写真をアイコンにしたときに、周りの人達からの評判がよかったらしい。

親しいからこそ、いつも自分に見せてくれている素の笑顔をみると、安心するのだろうか。

たしかに自分も仲の良い人たちの顔を思い浮かべると、その表情は自然体で笑っていることが多いかもしれない。


自分がみている自分の顔と、周りの人がみている自分の顔は違う。

自分がいいと思っている部分と、彼らがいいと思ってくれている部分が違うことがあるように。

せっかくならそれらが、少しずつでも重なっていったらいいなあと思う。

きっと親しい人たちが好きだと、いいねと言ってくれるところは、わたしが一番自分らしく自然体でいるときだと思うから。

好きな人たちと自分のみている自分がいつか重なるときがくるように、わたしはありのままの自分を、少しずつでも好きになっていきたい。

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