リモートで新人デザイナーを育てるために行っている3つのこと
こんにちは。
ajikeでUI/UXデザインを担当しているハラです。
現在もアジケではリモートでの勤務がメインとなっているのですが、最近3名のデザイナーが入社しました!
今回はリモートでのデザイナー教育のために行っていることについて書いていきたいと思います。
現在デザイナーの教育を担当されている方やリモートでのマネジメントにお悩みの方の参考になれば幸いです。
リモートでのデザイナー教育の課題
ちょうど1年程前にアジケでも完全リモートの勤務が開始されました。
その中でデザイナー教育に関する3つの課題に対して取り組んでいく必要がありました。
1. 研修を行える人材が限られている
リモートに限らない課題ではありますが、当初はしっかりとまとまった研修内容がなく、教育を担当できるメンバーが限られている状況でした。
また、教育担当者のスキルに依存しているような状態だったため、事前に説明する内容や研修の内容自体に差が出てきてしまう状況でした。
2. 教育と業務のバランス
アジケでは教育担当者もプロジェクトを複数かかえている場合が多く、新人に付きっきりになってしまう状況は大きな課題でした。
新人に行ってもらうことやそれに対してのFBを教育担当者が行っていたため、業務と並行しての研修実施は教育担当者に負担がかかる状況でした。
3. 対面からリモートでの教育に
コロナにより、1年前から完全リモートでの勤務が開始される中、新人に対する研修方法を整備していく必要がありました。
今まで対面で行っていた研修がリモートで実施されることになり、それに対応できる環境やドキュメントの準備を行っていきました。
新人デザイナー研修の3つの仕組み化
1. アジケオリジナルのデザイナースキルマニュアル
もともとデザイナー用の研修ドキュメントは少しずつ整えている状況でしたが、どの研修がどういうスキルに繋がり、どこまで行えば最初の基礎レベルとして満たされている状況なのかといった、レベルの整理はされていない状況でした。
そこで、アジケのデザイナー評価項目をもとにより具体化した形で、オリジナルのデザイナースキルマニュアルを作成しました。
こちらはUXデザインの5段階モデルをもとにビジネスデザインからビジュアルデザインまでのスキルをレベル別にマニュアル化し、ベーシックから順番に行っていくことで、必要な基礎スキルを身につけることができる研修ドキュメントになっています。
まず基礎として身につけてほしいスキルや知識をまとめておくことで、個々のスタート地点を平均化して業務に入っていけるような内容になっています。
※ 現在も更新中
2. 教育担当者に依存しない環境作り
今までの研修は、都度行ってほしい内容を教育担当者が考え、伝える時間が必要でしたが、マニュアルができたことでそれに沿って個人が進めることができるので、大幅に教育にかける時間を削減することができました。
また、フィードバックに関しても教育担当者だけが行うのではなく、完了したタイミングでデザイナーチームのslackに報告をしてもらうことで、進捗状況を把握でき、他のデザイナーからコメントやフィードバックをもらえる環境を作りました。
▼デザイナーチームのslackで報告をしている様子
▼研修で作成したデザインに対してコメントをしている様子
3. ツールを使ったコミュニケーション
リモートになったことで、細かいニュアンスが口頭では伝わりづらくなったため、いろいろなツールを使ってコミュニケーションをとっています。
例えば、研修で作ってもらったデザインを確認するときは、figmaというオンラインの共同編集に対応したデザインツールでデザインを開き、Google meetsで通話しながら、細かいニュアンスや意図を伝えています。
また、議論やアイデアを発散するときはmiroというオンラインのホワイトボードツールを使って絵を書きながら議論を行ったりしています。
タスクやスケジュール管理については、GoogleカレンダーやAsanaを使用し、日々の状況を共有できる環境を作っています。
▼figmaでデザインのフィードバックをしている様子
▼miroで付箋を貼りながらディスカッション
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以上がリモートで新人デザイナーを育てるために行っていることです。
日々アップデートを繰り返しながらの状況ではありますが、この3つの仕組み化を行ったことで生産性が向上し、個人に依存しない環境作りが出来てきていると感じます。
ぜひ参考にしてみてください!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。